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誌上個展

   KPの旧作を作る 第5回

   Su-7BKL 迷彩バージョン (KP 1/72)

by akaihoshi2004

KPは東西冷戦がまだ終わっていない1980年台から東側の軍用機をキット化しているチェコのプラモデルメ-カ-です。当時は謎に包まれていたソ連戦闘機をKPの模型で振り返ります。

1950年台中ごろ、ソ連では後退翼とデルタ翼の優劣を決めかね、同じ胴体にそれぞれの翼を付けた試作機でテストを繰り返していました。スホーイの試作機は"両者捨て難し"となって後退翼機が戦闘爆撃機のSu-7、デルタ翼機が迎撃機のSu-9として両方とも採用されました。



時代の移り変わりと共にプラモデルのパッケージが変遷して行くのは世の常。このSu-7Arabian Fitterは21世紀になったころ流通していたものですが、中身は以前からあるKP1/72Su-7BKLと同一です。




Su-7は冒頭に書いた通り、後退翼装備の戦闘爆撃機ですが、当初は戦術戦闘機として開発されました。しかし当時のソ連機としては兵装搭載能力が大きかったため戦闘爆撃機となり、以後のSu-17シリーズに発展して行く基礎となりました。



KPのSu-7を作るのはこれが2機目で、前回はオーソドックスな銀塗装にしたけれど、戦闘爆撃機と言えば迷彩だろう・・と言うことで、いつも銀塗装の作例が多い私にしては珍しく、今回は迷彩塗装にチャレンジしました。



迷彩と言っても下面1色/上面2色と色数は多くありません。これがSu-17になるともっと色数が増えるんですが、Su-7は何しろ初代ですから簡素な迷彩が始祖的な雰囲気でSu-7らしさが出る様に思います。



この作例では凸モールドに墨入れという無茶なことやってます。方法はエナメルで凸モールドの上をなぞり、はみ出した部分をひたすら拭き取るという原始的なもの。とても手間が掛かるのであまりお勧めできませんが、頑張れば凸モールドでもこの作例程度には仕上がります。

下記アドレスは本稿の筆者のホームページです。ご興味がありましたらどうぞご覧下さい。
http://w01.fitcall.net/akaihoshi/


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