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Fw190A8/F8(旧版)→F8 (エアフィックス1/72)

by Mels57



 このキットが発売になった時はハセガワのキット(旧版)も含め、一番出来が良い空冷後期型フォッケでした。最近エアフィックス自身も新版を出しましたが(A8とF8を個別に)全体イメージというか雰囲気は今でもこちらの方が良いと私はおもっています。



  新キットと比べ全体にダルな凸モールド、大らかな小物部品など手はかかりますが私には作りがいのあるキットでした。今回参考でエアの新版キットも並行して作成し比較してみました。(ちなみに新版のA8のキットですが、指定蛇の塗装例はA7?)
こちらは完全完成までしばらくお蔵入りしそうですが・・・



 まずは基本組み立てにあたり全面凸モールドを全て削り、ケガキバリで彫り直しをします。
まあめんどくさい作業で、時間がかかる工程ではあります。
主脚収納庫内の作りが中途半端なイメージで、ここも最低限の修正を施します。



 士の字になったところでライトブルーで全面エアブラッシング、表面のキズなど確認し修正。
更に主脚収納部の輪郭がナマクラなのでプラペーパーで補修、エッジをだしてシャープにしました。
主翼上面の外側のガンバルジ(A8の名残ですが無武装)をプラ片で追加工も行い組立完了です。
主脚カバーは新版のキットから飛行姿勢のパーツをコンバート加工して取り付けました。
今回はF8として組み上げます。



 塗りはフランスの出版社Histoire&Collectionsのプレーンズアンドパイロッツシリーズのカラープロファイルからの塗装例を再現してみました。
前回のメッサーの時と同じく、主尾翼はエアブラシで処理、機首と尾翼舵面にイエローとRLMグレーを塗布後、マスキングを施しライトブルーを塗布、乾燥後に水性アクリル塗料を面相筆で迷彩と機番号など塗りあげました。その他はストックのデカールを使用(マイクロ、イタレリなど)
その後クリアーコートしエナメルウオッシング行い完了です。全般にややくどくなりましたかネ



 翼下に爆装した姿は戦闘機型とはまた異なるイメージです。
本キットの大きなウィークポイントは、主翼厚が薄く大いに実感を損ねます。
(新版は問題なしですが、他の細かい部分で気に食わん点あり)これを修正するのは結構
大工事になるので見送りました。
このキットを鑑賞する時は真正面から見ないようにします。




参考資料
Histoire&Collections出版
Planes and Pilots No.9 Fw190 from 1939to1945 ISBN 978-2-915239-25-6
本文は英語テキスト

原型機のV1からA型初期、中期、後期型のA9/F9までと液冷型のD9/11、Ta152C/Hまで
全部で176機のカラープロファイルが掲載。各型の変遷、変更箇所のイラストによる説明あり。眺めて見るだけでも楽しい冊子です





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