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フィアットG.50 フレッチア
(パシフィックコーストモデル 1/48)
by
Nobunaga
ベニート・ムッソリーニがスペインに放った「第2の矢」こんどは的がはずれたか
1935年にジョセッペ・ガブリエリ(Giuseppe Gabrielli)が設計を開始したG50は、イタリア空軍当 局の徹底的な改修命令を受けて難産の末に完成した。初飛行は1937年2月26日(昭和12年)で、このときにパイロッ トからきりもみの傾向が強いことが指摘されたが、この欠点は終戦まで改修されていない。
G50は全金属製の低翼単葉機で舵面のみが布張り、左右間隔の広い内側への引き込み脚が装備されている。 1939年に実験機大隊が12機のG50でスペイン内戦にイタリア支援軍として参加して、実戦でのテスト も行っている。第二次世界大戦が始まったときには97機のG50がイタリア空軍には就役していた。
スペインに派遣された密閉式風防のG50は解放式座席に慣れたベテランパイロットに嫌われ、複葉のCR32の方が戦果が挙がったとのことである。
*機体解説はウエブサイト「KEYのミリタリーなページ」から一部引用させていただきました。
キットの中身は今はなきセクターの本体にレジンのパーツがテンコ盛りで付いてます。クリアバックスのバQのキャノピー、スカイモデルのデカールはコレクションしたくなるような美しいもので品質も良いですね。と、作るのが楽しくなるジョイフルキットですよ。
製作
レジンのコックピットは精密感があって良いのですが胴体を張り合わせると酸素ボンベなんかは隠れてしまいます。
レジンのカウリングは台からのエッチングソーでの切断はここが肝心と頑張りましたよ。ついでにカウルフラップも切り離しです。14気筒のエンジンも精密です。しかし、どうしたことでしょうエンジン補機類を付けると収まりません。やむなくカットです。胴体前部のキャノピーに連なる盛り上がったレジンの機銃覆いは段差が出来るのでパテを塗
り込めます。座席後ろの胴体後部のレジンもパテで均します。レジンの垂直尾翼とラダーは胴体としっくりしないのでキットのプラ製を使うことにしましたラダーは薄く削ります。
写真がぼけてしまいましたがプラグコード、プッシュロッドを付けます。後ろの吸排気管は省略、見えるとこだけ工作です。
クリアバックスのキャノピーを切り出して乗せましたが何となくあわないので調整に時間がかかりました。カウルフラップを開状態にしました。
セクターのキットはフォルムは良いのですがパネルラインが浅くて薄いです。特に主翼後縁のフラップ部分には溝が無くツルンとしてしまいます。深くすじ彫りをしました。
主翼下面の点検ハッチは全て省略と言う潔さです。図面を見ながらハッチ類を再現、さらにフラップの溝を掘りました。
参考資料:ヴァリアント出版エアフレームエキストラNo5「The Spanish Civil War」、ガリレオ出版「第2次大戦フランス/イタリア軍用機」、光人社NF文庫 飯山幸伸著「WWⅡイタリア軍用機入門」その他インターネットに依る実機写真など。
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