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(Photo) フーガ・マジステール イン フィンランド
by コルディッツ
博物館実機写真
フランスのフーガ社が開発したCM.170マジステールは、世界で最初に設計されたジェット練習機です。タンデム複座でV字型尾翼を持つ小型の細長い機体で、1952年に初飛行しました。操縦性と燃費に優れ、フランス本国の他、ベルギーやイスラエルに輸出され、フィンランドやドイツではライセンス生産されています。コンゴ動乱(1960年~1965年)では、コンゴからの分離独立を宣言したカタンガ政府が、ベルギーから入手したマジステールを国連軍への地上攻撃に使用しました。これに対抗して投入された戦闘機がスウェーデンのサーブ29トゥンナンでした。
フィンランドは1958年から翌年にかけて18機購入し、又1958年から1967年にかけてバルメット社が62機をライセンス生産しています。フィンランド空軍はマジステールを練習機として使いながら、戦時には攻撃機として使用する計画を立て、1958年から1988年までの30年間運用しました。
Fouga CM.170 Magister FM-45/A
中部フィンランド空軍博物館(ティッカコスキ)にて 2013年11月撮影
全高の低さには驚かされます。展示機は機首に銃身を覗かせています。
2008年7月撮影
以下2018年7月撮影
銃身を突き出すのは口径の大きな機銃に変更したのかと思いましたが、
機体の前に置かれた案内坂には7.5mm機銃2挺とありました。
主翼下に2カ所のハードポイントがあり、140kgまでの兵器を懸架可能です。
Fouga CM.170 Magister FM-42/X
フィンランド航空博物館(バンター、ヘルシンキ郊外) 2012年9月撮影
2018年7月の訪問時は再見できませんでした。
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