コクピットが完成したので、インテイクパーツとともに胴体へ組付けます。その前にインテイクパーツを組み込むための下準備をしなければなりません。胴体とのマッチングをチェックし、問題なければインテイク内面をペーパー掛けします。次に内面とスプリット・ベーン基部をインシグニアホワイト(FS17875/Mr.カラー316)で塗装します。レジンパーツはサフェーサーを下地に塗っておいた方がいいのですが、組立後は触れることがないので離型剤だけを落としそのままラッカー塗料を吹き付けました。またインテイクリップの前縁内側は外側のグレー(FS16440/Mr.カラー315)が回り込んで塗装されていますので、この部分も先に塗っておきます。そしてインテイク内壁の中ほどにピトー管を接着します。(写真8)
|
|
次に塗装の終わったスプリット・ベーン基部を取り付け、これにエンジン圧縮機ファン部を接着します。レジンの精度が悪く圧縮機ファンの部品と左右のインテイクパーツを組み合わせるのが難しいため、ファン部分を左右切り離して接着することにしました。組み上がったインテイクパーツを左右別々に胴体パーツに組み込みます。(写真9)エンジン圧縮機ファン部の後ろに見える白い板が補強用に追加した隔壁パネルです。接合部に段差が出ないように気を付けて接着したのですが、僅かに段差ができました。高くなったレジン側をペーパーやすりで根気よく平滑化していきます。注意したのは削り過ぎてパネルラインやリベットが消えてしまうことです。(写真10)
修正が終わった胴体パーツにコクピット部を組み込みます。(写真11)はコクピットを組み込む前の左側コクピット内壁部です。AWG-10Bのコンピュータが納められているボックスもエッチングパーツでディテールアップしました。
(写真12)がコクピット部を組み込んだ右側胴体パーツです。 |