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特集 複座機

U.S.ARMY Curtiss A-8 Shrike(Czech Model 1/48)

  by nananiya72



1931年初飛行の米陸軍の二人乗り、地上攻撃機/軽爆撃機だ・・・そうである。
というのも、Wikipediaでも載っていない存在感の希薄な機体でありますので、ココで初めて知る人も、多いのではないでしょうか。。。
こう見えても、本機はアメリカ陸軍航空隊最初の単葉実用機だったそうなので、同時期のP-26戦闘機(追撃機)とともにエポックメイキングな機体だったには違いない。





 キットはチェコモデルというメーカーの簡易インジェクション、 といっても、そんなにハードルは高くはありません。 
しかし、複葉機などの張線については初心者のため相当苦労しています。
前後のキャノピーは塩ビのバキューム製で(予備で2個入り)切り抜く手間が必要です。
当時はけっこう高価でありましたが、今日この頃のキットの値段を思えば、それほどそうでもない。 
ただし、Amazonの外部ストアでは、なぜか1諭吉オーバーという値付けです。





大きなスパッツには、訳がありましてこのスパッツにやや下向きに機銃を4丁装備し、水平に飛行しながら、地上掃射するという(斜め銃の元祖である)仕掛けですが、なにせ鈍足・・・
そのうえ液冷エンジンは撃たれ弱いとされていたようで、早々に空冷エンジンに換装されA-12シュライクとされたものが量産されました。
当時のメーカーの売り込み口上では本機1グループ(30機くらい?)は歩兵2万人分に相当する戦力であるとか・・・大きく出たものである。。。





当時の中華民国が20機を輸入し、大陸で帝国陸軍相手に出撃はしたらしいのですが、あっという間に損傷、損耗で壊滅だったそうです。
・・・・三八式歩兵銃が勝利したのかもしれない。

1930年代の複葉機から全金属製単葉機に移行していく段階の、かなり無理やりな、なんともハンパな洗練されていないスタイルであります。



よく見ないと、判らないかもしれませんが、胴体中央のマストで両主翼先端を吊っています。
こういうブサイクなのが模型的には映えると思っているのですが どうでしょうか??・・・・


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