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空撮

 【空撮】 カナード翼機シリーズ(その2)

by じゃすぱあ

 ご無沙汰しております。じゃすぱあです。
前回投稿から随分経ちましたが、のんびりペースで製作及び空撮も続けておりまして、前回の続き、カナード翼シリーズ(その2)+αで投稿させていただきます。



ダッソー・ミラージュ4000。
1970年代末、大型戦闘機市場において、米国のF-14、15に対抗すべく、ダッソー社が自社開発した大型戦闘機で、シュペル・ミラージュ4000(Super Mirage 4000)と呼ばれることもあるようです。
同じものを目指すと同じような形に行き着くのでしょうか?機種の形状はF-15にそっくりです。
キットは、MODELSVITというウクライナのメーカーのナナニイです。
塗装&マーキングは、2種類のデモンストレーション塗装例が示されていたところ、端から無視して実機塗装とすることに決めていたため、ラファールの塗装を参考にしてみました。




ダッソー・ラファールM。
仏主力戦闘機、ラファールの艦載型。
キットは、ホビーボスのナナニイで、今回のカナード翼シリーズの1番手としてドイツレベル(中身はイタレリ)のキットを組んだものの、不満の残る結果となったため、そのリベンジ、というわけです。
この両キット、並べてみると、イタレリの方は、「パネルラインが実機と全く違う」という点はさておき、キャノピーのサイズが微妙に大きかったりして、個人的には、全体的なスタイルも今回のキットの方が印象が良く、まずは満足な仕上がり、リベンジ達成であります。




帝国海軍局地戦闘機「震電」。
特徴は、何と言ってもその機体形状で、前翼型又はエンテ(ドイツ語で「鴨」を意味する。)型と呼ばれ、エンテは仏語で「canard」、英語読みで「カナード」…という訳で、今回のシリーズのラストの機体としてお出ましとなりました。
旧帝国陸海軍機の中で一、二を争う人気の機体だと思われ、私も大好きな機体の一つなのですが、以前、雑誌のコラムで、旧日本軍が活躍する架空戦記というのは、この機体の存在が大いに影響している、というようなコメントに妙に納得した記憶があり、飛行機の可能性というか、夢を感じることができる機体だと思います。
今回のキットは、ハセガワのナナニイ、割と古参の架空モノで、私も通算3機目になる思うのですが、相変わらず組み易く、手軽に「幻の」震電を手に入れることができるので、オススメです。
塗装&マーキングは、架空モノの設定で、帝国海軍最強の防空戦闘機隊、三〇二空所属機。
量産機という設定(震電一一型となったはず)で、あの有名な(?)尾翼下部の補助輪は撤去、増槽ほか爆弾(恐らく対空爆弾である三式弾)を装備しております。
私の記憶するところでは、「量産機のプロペラは四枚羽根の予定であった」というようなハナシもあって、一瞬四枚羽根もいいかな?と思いましたが、今回は元のままとし、また組む機会があればやってみようと思います。
いやー、やっぱ震電カッコイイ、三〇二空の雷マークが良く似合って、まず満足な組み上がりとなりました。




航空自衛隊要撃戦闘機、F-86D「セイバードッグ」。
特徴は、胴体下面に装備されたマイティーマウスですが、火器管制装置等当時の最新テクノロジーも活用して、これでもって敵爆撃機を迎撃するというシロモノです。
ウルトラマンシリーズのビートル、ウルトラホーク等、やたらバシバシとロケット(?)を怪獣に撃っておりましたが、この機体が影響したのでは?
キットは、ハセガワのナナニイで、以前から気になっていたところ、再販が偶然目に留まりゲット。
ベテランキットなんでしょうが、割と組み易く、まず満足な組み上がりとなりました。
塗装&マーキングは、小牧の第101飛行隊で、尾翼にしっかり「しゃちほこ」が。
原型機のセイバーもいいですが、この機体も昭和レトロな感じが何とも良いです。
平成がもうすぐ終わりますが、昭和の機体は不滅ですねー。




帝国海軍、九六式三号艦上戦闘機。
零戦の前身、九六式一号艦戦を改造し、国産空冷エンジンを、当時先進的であったイスパノ12Xcrs水冷エンジンに換装するとともに、20mmイスパノ型モーターカノン砲を装備した実験機。
詳細は不明ですが、恐らく原型機ほどの性能を発揮できなかったこと等で2機作られたのみで終わったようです。
プラモを作っているとよくあることで、キットの存在から初めて機体の存在を知るというパターンが今回の機体にも当てはまりました。
が、こんな機体をキット化するのは決まって海外メーカーで、今回のキットもチェコのAVIモデルズ。
国内メーカーのような組みやすさは望むべくもなく、なかなか手こずりましたが、まあまあの仕上がりとなりました。
やはり水冷エンジンはスマートですねー。
空冷の原型機とは全く別の機体に見えます。
もしこの機体が空冷機よりも優れていたら、これを原型とした零戦も水冷エンジンとなって、英国のスピットや独国のメッサーのようになっていたかもしれません。


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