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（Ｐｈｏｔｏ）1969年　コンコルド初飛行
by　 コルディッツ
博物館実機写真

　超音速旅客機コンコルドは1969年3月2日に初飛行に成功しました。しかし世界初の栄誉は、1968年12月31日に初飛行のソ連開発のツポレフTu-144のモノでしたが。懐かしい東西冷戦時代のこのレースは、スプ―トニック1号やガガーリンの時と同じように、当時のソ連の宣伝上手を感じます。
　コンコルドが就航した頃、私は小学生でヒコーキに乗った事のないヒコーキフアンでしたが、大人になったら超音速旅客機でロンドンに行き、日本では高価なエアフィックスやフロッグのプラモデルを買い漁るつもりでした。 		　しかしコンコルドもTu-144も主流にはなれず、コンコルドは20機の製造で止まり、2003年に引退しました。その間にコンコルドに乗る機会はなく、空路でロンドン入りしたのはフィンエアのDC-9系でした。そしてコンコルドが追放するはずのボーイング747ジャンボ・ジェットは、今も健在ですから、未来の予測は本当に難しいですね。しかし夢の大きな時代ではあったかと。


　Tupolev Tu144　　CCCP-77112
　自動車・技術博物館（ジンスハイム、ドイツ）にて　　2012年11月撮影
　超音速旅客機第1号に敬意を表して。


　Aerospatiale　BAC　Concorde 001　F-WTSS
　航空宇宙博物館（ル・ブルジェ、パリ郊外）にて　2017年8月撮影
　製造初号機号機。本来の客室は観測機器だらけでした。
　1973年に使用された日食観測機器かも。




Aerospatiale　BAC　Concorde 002　G-BSST
　艦隊航空博物館（ヨービルトン）にて　　2004年1月撮影
　製造第2号機で英国製造初号機になります。　




　Aerospatiale　BAC　Concorde　01　G-AXDN
　戦争博物館ダックスフォードにて　　2004年1月撮影
　量産先行型1号機。1974年にマッハ2.23を記録。
　ダックスフォードは英国機館建設中と記憶しています。


Aerospatiale　BAC　Concorde　202　G-BBDG
　ブルックランド博物館（サリー州）にて　2006年7月撮影
　量産型2号機 　


　Aerospatiale　BAC　Concorde　205　F-BVFA
　ウドバーハズィ航空宇宙博物館（バージニア州）にて　2007年4月撮影
　量産型5号機。アメリカは超音速旅客機レースから降りて正解でしたね。


　Aerospatiale　BAC　Concorde　207　F-BVFB
　自動車・技術博物館（ジンスハイム、ドイツ）にて　2012年11月撮影
　量産型7号機。Tu-144と並んで展示され、 どちらも機内見学可能です。


　Aerospatiale　BAC　Concorde 213　F-BTSD
　航空宇宙博物館（ル・ブルジェ、パリ郊外）にて　　2017年8月撮影
　量産型13号機。製造初号機と並べて展示しています。　


　航空機関士席もあるコクピット。　


　　横4列の合計100席。
　ジャンボ・ジェットに馴染むと狭さを実感します。 　


　　Aerospatiale　BAC　Concorde 214　G-BOAG
　航空博物館（シアトル）にて　　2016年8月撮影
　量産14号機。初飛行は1978年4月21日なので、製造期間は約10年と短命だったのですね。


　Aerospatiale　BAC　Concorde 215　F-BVFF
　シャルル・ド・ゴール空港にて　　2016年8月撮影
　製造15号機。離陸寸前姿勢の展示は素晴らしい！
　しかし製造3号機の離陸事故はこの空港で発生しました。　



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