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(Photo)Douglas DC-3/C-47/Li-2
by コルディッツ
博物館実機写真
World-Wideの傑作機となると、ダグラスDC-3しか思い浮かびません。
故佐貫亦男教授は「ヒコーキの心」(光人社NF文庫)でDC-3を、「健康すぎる老人のように、まだ死なないかといわれる」と書いてますが、初飛行は1935年で、今も飛行可能な機体のあるという、確かに長寿な機体です。
今回の特集でDC-3の写真を探してみたら、たいていの航空博物館で見かけているのに、あまり撮影をしていないことが分かりました。けれどもC-47は案外撮影していて、自身のバーバリアン的な選好に呆れました…
そんな中にも僅かながらDC-3もありましたので、ご紹介させて頂きます。
Boeing 247-D NC13369 & Douglas DC-3-201 N18124
国立航空宇宙博物館(ワシントンDC)にて 2004年7月撮影
DC-3の開発はボーイング247がきっかけでした。
なお写真右下の胴体はDC-7だったと思います。
Douglas DC-2 ?
オーストラリア国立航空博物館(モーラビアン、メルボルン郊外)にて 2008年7月撮影
DC-2と思いますが、残念ながら証明する情報は見つけられませんでした。
TWAの依頼によりダグラス社の開発したDC-2が、アメリカン航空の依頼で
DST(ダグラス寝台機)に発展、これを旅客機にしたのがDC-3となります。
Douglas DC-3 PH-TCB
航空博物館(レイスタッド、オランダ)にて 2007年7月撮影
KLM(王室オランダ航空)は新機材の導入に熱心で、DC-2も早期注文をしています。 同エアラインのパイロットの一人にフォン・ローゼン伯爵がいます。彼はソ・フィン戦争(1939-1940)が勃発すると、DC-2を買い上げて フィンランドに運び、爆撃機に改装して、自ら操縦して赤軍を空爆しました。
Douglas C-47A DO-4
中部フィンランド航空博物館(ティッカコスキ)にて2018年7月撮影
DC-3は第二次世界大戦勃発により、軍用輸送機C-47に展開します。
C-47の生産機数は10.000機を超え、世界中で活用されました。
フィンランド空軍もその一つで、C-47を長く使用しています。写真の機体は映画「遠すぎた橋」の撮影に使われました。昨年拝観したら、落下傘兵のディスプレイが追加されていました。
Douglas C-47A 2100558
航空宇宙博物館(ル・ブルジェ、パリ郊外) 2016年8月撮影
同博物館の展示機は中に入ることが出来ました。
Lisunow Li-2T 027
ポーランド空軍博物館(クラコウ)にて 2011年5月撮影
ソ連はDC-3の生産ライセンス権を取得し、寒冷地向けにPS-8輸送機を開発、その軍用輸送機としてLi-2を大量生産しました。エンジンはI-16と同じAsh-62でした。
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