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特集 半端スケール

  XB-70バリキリー (サニー 1/300)

by口博通 Hiromichi Taguchi



 サニーB-1と並行して同じサニーの大型機シリーズからXB-70を作りました。
これも、かなり以前から氷漬けになっていた白雪姫キットです。おそらく今回の半端スケール特集という王子様のキスが無ければ、永遠の眠りについていたことと思います。XB-70はアメリカ空軍としては最大の超大型爆撃機(試作に終わったのが悲しい)です。このキットもB-1と同じ大きさの箱に入って売るため、1/300という半端スケールになっていました。
 下はその部品です。うなぎのような胴体にうちわのような主翼という組み合わせです。
 脚部品も付属しているという偉いキットなのですが、今回は、デスクトップモデルとして組み立てました。
出来上がると全長約17cm、手のひらに乗るサイズです。
サニーのキットでは箱裏に簡単な組み立て説明が印刷されているのもB-1と同様です。

部品一式
 

 箱絵

箱絵の裏の組み立て説明書

製作

 胴体は左右を貼り合わせます。うちわのような主翼下面に胴体と主翼上面を接着します。そこに2枚の垂直尾翼と下部エンジンポッドを接着します。隙間は、パテで埋め、各部を整形します。 カナードはイモヅケなので、0.3mm金属線をピンとして仕込みました。 


 サフェーサーを吹いた後で、段差が残った部分だけ、もう一度、ていねいに削って修正します。 その後、もう一度、サフェーサーを吹いておきます。



 塗装ですが、B1と同様にMrカラーNo.316ホワイトFS17875で機体全面をエアブラシで塗装します。塗装時の持ち手はやはりエンジンノズルに穴をあけて、串をさしました。  機首のアンチグレアは艶消し黒、キャノピーはマスキングして黒銀で塗装します。
デカールにNASAの帯が無いのが淋しいですが、ある分だけ貼って完成です。

完成



 あのアメリカ最大の爆撃機XB-70が手の平に出現します。イメージはしっかりととらえられています。

1/300でも 1/72単発機と同じくらいの大きさなので、1/72戦闘機を作ると思って製作すれば、楽しい時間を過ごすことができました。
ちょっと丁寧に作ってあげれば、プラモデル作りはやはり楽しい! そう感じさせてくれた 1/300のキットでした。




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