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 Y30セドリック(アオシマ1/24)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。アオシマの1/24 セドリックです。6代目のY30系。歴代セドグロの中で最も淡泊といいますか、斜線や曲線の成分が少なくデザイン的にはややお堅い感じです。もっともこの時代のクルマというのはこういうデザインが流行りだったらしく、スカイラインやマークⅡ三兄弟も直線基調だったと思います。  アオシマさんはセドグロについては非常に熱心なメーカーで、330~Y33あたりまではキット化していたと思います。モーターライズ機構があったのはこの後のY31までで、おそらく元号が変わるあたりが節目の一つ。「昔のアオシマ」を払拭するような、カチッとした仕上がりのキットが出回りだしたのもその頃からだったではないでしょうか。

図1 完成図



2.キット内容
 キットです。ザ・ベストカーGT No.69(2011年)です。頂き物になります。前オーナー様は付属のホイール「フォルテクスインペリアル」とタイヤがご入用とのことで、それ以外を一式頂戴しました(図2)。予備ホイールBBS・RGに合うサイズのタイヤ(アドバンdb)を別途アフターサービスより取り寄せ、それで製作をすることとします(図2)。  パーツ構成です。メッキパーツのフロントグリルはセドリック用のもので、現行のザ・モデルカーNo.58ではセドグロ両方入っています。それとなぜかこの版ではクリアーパーツはスモーク/無色の2種類が入っており、インストではスモークは一枠丸ごと「不用部品」の指定です。不要な物を何の目的で入れたのでしょうか???サービスでしょうか(図3)。

図2 ボックスアート

図3 パーツ構成



 デカールです。これはブロアムVIP専用のものです。現行キットではセドグロ両方一枚にプリントされています。なおデカールは今回も使用しませんでした(図4)。 図4 デカール



3.製作
 ボディ塗装です。はじめに落ち着いた高級感のありそうなC100マルーンで塗ってみました。しかしこのC100は透ける色で塗膜の厚みによって色調がかなり異なり、均一に仕上げるのが難しい色です。いったんはマルーンで塗って組み上げてみたものの、どうもムラが気になったので剥離してC2黒で塗り直しました。仕上げはスーパークリアーⅢでオーバーコートです(図5)。  塗り終えた各パーツ(塗り直し前)です(図6)。シャシーはC8銀、フロアはC45セールカラーです。後はGクリアーでパカパカっと組み上げてしまえば完成です。なお、ドアミラーは水性ボンドで仮止めしておきました。

図5 ボディ

図6 塗り終えた各パーツ


4.完成 
 完成したY30セドリックです(図7~図10)。BBSホイールだとどうもタイヤハウスがスカスカな感じがしたので一段車高を下げてバランスをとりました。シャコタンはシャコタンなりに似合うのですが、ヤン車風になってしまったようです。品行方正に作りたい場合には現行キットの純正タイヤが良いと思います。
 キットについては金型の疲れも特に見当たらず、普通に作り易いキットです。近年のアオシマさんはカーモデルの再編を進めおり、Y32セドグロやY31/Y32シーマなどの再販なども期待が持てそうです。

図7 完成図


図8 完成図


図9 完成図


図10 完成図




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