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特集 イギリス大戦機

スピットファイアⅦ(ハセガワ 1/72)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回は特集に合わせてハセガワの1/72スピットファイアⅦを作ってみました。ドイツ空軍の高高度爆撃機に対して開発された高高度戦闘機ということで与圧キャビンとロングウィングが特徴の機体です。 キットでは主翼をこのロングスパンと標準翼、ラダ―も旧タイプと大型のものなどが用意されていたりしますが、せっかくの特徴ですからロングスパンの方を選択しました。キット番号はAP136、部品総数は選択パーツ含めて45となっています。



 それでは製作していきます。まずはお約束のコクピットからです。床板、バルクヘッド、操縦かん、シート、計器盤、照準器で構成されています。キャノピーはワンピースで成型されているので中はほとんど見えませんから私的にはこれで十分です。基本グレーグリーンのイギリス機内色塗っておきます。バルクヘッドの頭当て部分をカットするよう指示されているのでそのようにして整形しておきます。 塗装図1の機体にするので、機首にエアスクープ用の穴を開けるのを忘れずに行ってください。プロペラ受けにポリキャップ入れて胴体右側に接着して乾燥したら、左右の胴体を接着します。合いは問題ありません。軽くペーパーで撫でるだけでOKです。主翼は上下接着方式ですが、若干隙間が生じますので削り合わせを良くしておきます。



標準翼か延長翼を選択して翼端に接着するのですが、段差が生じます。上面側に合わせて段差は下面に出るよう接着して後で整形するようにします。胴体と主翼を接着しますが、やはり隙間が少々出来ますので溶きパテをすりこんではみ出たところは溶剤で拭き取っておきます。 ラダ―は大型の方を接着したら、水平尾翼を接着します。機首下面も2種類用意されていますが、図1の場合は小型のエアスクープE2とE1を選択します。ここも溶きパテを主翼と接する部分にすりこんでおきます。機首にエアスクープL3、A11、小バルジA9を接着してキャノピーをつけたらいよいよ塗装にかかります。



 下面はPRUブルーの指定ですので以前調色したものがまだ残っていましたのでそれを使用しました。いつものように薄めた塗料を筆塗りで3回塗りしました。上面はミーディアムシーグレーをやはり3回塗りします。スピナ先端はスカイを塗ります。問題はデカールが使用できるかどうかですが、幸い熱湯に入れたらすぐ台紙から剥がれてくれたのでマークセッターでしっかりと密着させました。 主翼下面の細かいデカールは省略しました。主翼上面に細い黒のラインのデカールを貼るのですが、経年劣化のため案の定途中で千切れてしまいました。何とかつなげてごまかしましたがちょっとよれているのは見なかったことにして下さい。



十分乾燥させたら全体に黒でスミ入れして半乾きの時に拭き取り作業しました。あまりどぎつくならないように留意しました。最後にあらかじめ塗装しておいたプロペラ、スピナ、排気管、アンテナ、ピト―管、脚関係を接着したら半艶のトップコートを吹き付けてデカールと機体の艶を合わせておきます。排気管後方に茶色と黒のパステルを綿棒で軽く汚しを入れて完成です。 長い主翼を持ったグレーのスピットはなかなかかっこいいじゃないですか。スピットファイアは最近エデュアルドから1/72でかなり細部まで凝ったキットが出ているようですが、ハセガワのスピットもお手軽に出来上がるいいキットだと思います。ではまた。





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