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特集 イギリス大戦機

 ホーカーハリケーンMkⅡD (ハセガワ1/48)

  by 小川登至也



 イギリス機ファンの小生、この特集は楽しみでした。
今回製作したのはハセガワ1/48 ホーカーハリケーンMkⅡDです。



ハリケーンの1/48キットは意外とはずれがないという噂も耳にしますが、そのなかでもハセガワのハリケーンは小生にとっては決定版というべき出来で、新生エアフィックスのハリケーンはまだ製作したことがないですが、少なくとも外観に関して、このハセガワのハリケーンを超えるものは今後現れないと個人的に思ってます。しかもハセガワの48シリーズのなかでも屈指の出来と思えるハリケーン、なぜにハリケーンがこんなにすばらしい出来のキットになっ(ちゃっ)たのか、謎です。ひょっとしてどのメーカーのキットも、「適当に製品化すればいいや」とおもって設計してみたら、手を抜いたら製品化できないことに気が付いた、そんな感じなんでしょうかね?



ただし、ハセガワのハリケーンシリーズ、製品化されたのは1996年~1998年ですが、前期と後期に分かれてて、前期にMkⅡC、MkⅡDがそして後期にはMkⅠ、MkⅡBが製品化され、前期と後期ではキット内容が微妙に違っています。例えば胴体後半の布張り表現や、キット全体の精度などです。今回組み立てたMkⅡDは、ハセガワでは定番の、最初からバリエーション展開を見越していたキット内容で、胴体や、主翼下面が分かれていて、ここをしっかり接合させないとガタピシのハリケーンになってしまうこと請け合いです。



小生の腕が悪いのかもしれませんが、このキットは、厚い主翼を胴体のフィレット部に密着させるのに苦労しました。前回のブリティッシュファントムではボディに水平にスパーを入れて主翼と密着させましたが、今回は上翼と下翼の間に詰め物をして主翼の分厚さを確保し、フィレットに密着させました。そうしないと翼だけつぶれてしまうんですよね。今回、それでも詰め物の厚みがやや足りなかったか、少-しズレが生じてしまいました。それ以外にも接着面が荒れていて、しっかりやすり掛けしないと接着できなかったり、以前MkⅡCを組み立てたときはこんなに難しくなかったと思ったんですが、金型がくたびれてきたんでしょうか。



でも、ストレートで制作してもかなりの精密感があり、完成時の満足感が高いのはやはりさすがハセガワ、丁寧に組み立てればきっと応えてくれる、飛行機模型ファンの味方だとおもいます。
ちょっと頑張ったのは、40㎜機関砲とフィッシュテール排気管を開口したところです。
世界の傑作機No182には、1日に16両のドイツ戦車を破壊したとのこと。「全滅?!16台の4号戦車が全滅!?ば、化け物か…」とコンスコンならずとも呆然としてしまうでしょうね。




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