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S130フェアレディZ(フジミ1/24)
by
KOZY商店
1.はじめに
こんにちは。KOZY商店です。フジミの1/24 S130フェアレディZです。2代目のZですね。初代が名車だったから2代目は賛否両論だったようですが、結果的にはかなりの台数が売れたようです。マンハッタンカラーと呼ばれる2トーンカラーも個性的で、歴代Zのなかでも記憶に残る方だと思います。
模型や玩具の世界でもこの2代目は昔はかなり人気が有りまして、子供の頃にトイ・ラジコンやチョロQシルエットなどでずいぶん遊んだ記憶が有ります。プラモ・キットも古いものが中心で、モーターライズ時代の物がほとんどです。フジミのキットは純正仕様ではないものの、タミヤやアリイが入手困難な現在は唯一の選択肢かもしれません。
図1 完成図
2.キット内容
キットです。峠シリーズNo.12です。箱の表記はⒸ1989。この「峠シリーズ」は現在でも続く息の長いシリーズです。パーツ自体は現行のインチアップシリーズID-139とほぼ一緒かと思います(図2)。元はいつ頃の金型なのでしょう???
パーツ構成です。前述のようにボディ・パーツは純正仕様ではなく、リアがアイローネになっているのと、フロントフェンダーにエラが切ってあり、いわゆる改造車です。シャシーはフジミ名物“汎用板シャシー”で、それに合わせたA枠も汎用パーツです。後輪シャフトには歯車が付いており、一瞬「オオッ!」と思いましたが、残念ながら金具類はありませんでした。フジミさんもこの時期にモーターライズを廃止したのでしょうね(図3)。
図2 ボックスアート
図3 パーツ構成
デカールです。シンプソンなどの有名アフターパーツ・ブランドのステッカーが11種類収録されており、これが峠シリーズの特徴です(図4)。これらをペタペタ貼る事で、走り屋っぽい車が作れます、ということでしょう。今回もデカールは貼りませんでした。
図4 デカール
3.製作
で、いきなり塗り終えた各パーツです。すみません、塗装後のボディ単体の写真を取り忘れました…。いちおう、ガイアノーツのサンシャインイエローで塗ってスーパークリアーⅢのドバ吹きで仕上げです。サイドモールとリアバンパーの黒は一体成型のためマスキングして塗りました。その他のパーツ、シャシーと内装はセミグロスブラックです(図5)。
図5 塗り終えた各パーツ
4.完成
完成したS130Zです(図6~図10)。窓枠やボンネットのダクトなど細部塗装を省略したため玩具風の仕上がりです。昔のダイヤペットのようなややぬるい雰囲気といったところで少し「塩味」が足りていません。これでOK、濃い味に慣れると健康を害します。
キットについては干渉などは見当たらず、インストに従って作る分には普通に作り易いと思います。ただ板シャシーの底がボディからはみ出してしまっています。このあたりをどう折り合いをつけるかは、作り手の判断になると思われます。
図6 完成図
図7 完成図
図8 完成図
図9 完成図
図10 完成図
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Vol.129 2019 May. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
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