68年と69年はこのレギュレーション変更に合わせて4.9L(DOHC)V8を搭載したマークⅠの改良型で英国のチーム(有名なガルフブルーのカラーリング)から出走しました。
68年はペドロ・ロドリゲス/ルシアン・ビアンキ組(ゼッケン9)が高校距離4452.88km、平均時速185.536kmで優勝しました。
69年はジャッキー・イクス/ジャッキー・オリバー組(ゼッケン6)が走行距離4997km、平均時速208.250kmで優勝し、ル・マン4連覇を達成しました。
因みに、この69年がジャッキー・イクスのル・マン初勝利ですが、彼はこの後ル・マン最多優勝者となります。(このレースのスタートで彼がとった行動は有名です) |
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また、68年・69年の優勝車は「シャシーNo.P1075」という有名な車で、68・69年のル・マンだけではなく、11回のレースに出場し、6勝を挙げ「栄光のGT40」と呼ばれました。
ル・マン参戦のためのホモロゲーションモデルとしてマークⅠをデチューンしたマークⅢが65年~71年までに合計31台生産され市販されました。(エアクリーナー、マフラーサイレンサーなし!)
また、2005年にも1500台のリメイク版が生産され市販されました。
私は中央自動車道で一度だけ実車と遭遇しましたが、2005年以前だったので、31台のうちの1台だったと思われます。 |