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特集 ドイツ大戦機 

(Photo)Me163B in Cosford

by  コルディッツ
博物館実機写真

 第二次世界大戦中のドイツ軍、特にドイツ空軍は新兵器の開発に狂奔しましたが、結局戦局を挽回する新兵器は作り出せず崩壊しました。そんな失敗ばかりの新兵器の中で、メッサーシュミットMe163ロケット推進戦闘機は実戦配置され、約400機生産されましたので、一応成功事例と思います。
しかもその後ロケット推進戦闘機は実用化されずにいますので、史上唯一の成功例です。しかし私がプラモデルに手を染めた頃のMe163のキットは、リンドバークの72とホークの48だけで、レベルやエアフィックスが出さないのが不思議で残念でした。でもリンドのキットは安くて、簡単に作れて、場所も
取らないので重宝しましたが…
 英文Wikipediaには10機の現存機の所在が出ていました。オーストラリアとカナダに1機ずつ、ドイツに2機、イギリスとアメリカに3機ずつで、戦勝国のトロフィーにされたようです。ならロシアやフランスにも隠れているのでは?
 今回は唯一の武勲機?だった英国はコスフォード空軍博物館に展示中のMe163を紹介させていただきます。


Messersschmitt Me163B  191614
 コスフォード空軍博物館にて   2017年4月撮影
 展示機は1945年4月22日の最後のフライトで、英空軍のランカスターを
撃墜したそうです。(英文Wikipedia参照)






機種の風力発電用プロペラ。リンドバークはあっさりカットしていたような。




Me163Bの武装はMK 108 30mm機関砲2門で、弾薬は各60発。




Me163の一大弱点だった投下式主輪と格納式橇。






Messersschmitt Me163B  191914
 カナダ航空宇宙博物館(オタワ)にて   2004年8月撮影





Messersschmitt Me163B  191095
 アメリカ空軍博物館(デイトン)にて  2004年12月撮影



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