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(Photo) 強撃Q-5(Nanchang Q-5)

by  コルディッツ
博物館実機写真

 令和元年を北京で迎えました。2004年以来の北京ですが、経済発展の賜物か大都会に変貌していて、何よりAIの普及には目を見張るものがあり、浦島太郎になった気分でした。
 ヒコーキファンにとって、北京と言えば郊外にある中国空軍博物館です。
実はガイドブックに2018年中は閉鎖とあったので、今年のGWなら再開していると考えて訪中したのですが…甘ちゃんでした。
 昔は地下鉄5号線の終点からバス2本を使いましたが、地下鉄5号線が延伸、新しい終点「天通苑北」から643路バス1本で着きます。バス停留所から徒歩1.5kmですが、昔より遙かにマシと喜んだのもつかの間、訪問した4月30日はクローズでした。

中国語しか話さない守衛さんがスマートフォンを取り出し、「6月1日から再開」という英語のアナウンスを聞かせてくれました。タクシーで乗り付けたりせず、本当に良かったです。こういう事もあるので、安い公共交通機関を使い、時には歩いたりしていますが。
 しかし北京市内にはヒコーキファンを喜ばせる所はあります。その一つは「中国人民革命軍事博物館」で、地下鉄1号線と9号線の「軍事博物館」駅が目の前でアクセスは容易。2017年8月1日にリニューアルオープンした事と入館料無料なので、お勧めの博物館です。同博物館には日本の軍用機、戦車、砲などの展示品も多いのも魅力です。
 今回は「中国人民革命軍事博物館」展示機から、中国が海外に進出を始めた時代に、南昌飛機製造公司(NAMC)が開発・生産したQ-5攻撃機を紹介させていただきます。


 Nanchang Q-5 攻撃機  11162
 中国人民革命軍軍事博物館(北京)にて    2019年4月撮影
 Q-5は中国がライセンス生産していたMig19、中国での呼称はJ-6を母体に開発されました。機首のエアインテークを機体両脇に移し、ノーズコーンにレーダーや電子機器を搭載しています。胴体を4m延長し、エリアルールに合わせ、垂直尾翼と主翼を再設計、爆弾槽を設置、全体的な性能向上を図りました。その目的をどこまで達成したのか不明ですが、1968年から2012年までの生産数は1,000機近いとされていますので、有用な機体なのでしょう。第三世界相手とはいえ輸出にも成功し、輸出名はA-5となります。
 パキスタンとアルバニアでは退役しましたが、中国空軍と海軍航空隊、
ミャンマー、バングラデシュ、北朝鮮、スーダンでは現役です。
 以上は日本文Wikipediaを参考にさせていただきました。









 脚の構成は簡素に見えました。








Nanchang Q-5 攻撃機  33027
 博物館の表示は「Q-5攻撃機」とあるのみで、サブタイプは不明です。
 固定武装は23mm機関砲2門で、機外に爆弾等2t搭載可能のようです。
 最大水平速度M1.2 、最大航続距離1,080nm、最大上昇限度15,850m。








Shenyang J-6 戦闘機  025
 中国人民革命軍軍事博物館(北京)にて    2019年4月撮影
 Q-5の母体となったJ-6戦闘機。瀋陽飛機工廠でライセンス生産が
1958年から始まりました。  




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