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ハコスカGT-R(フジミ1/24)
by
KOZY商店
1.はじめに
こんにちは。KOZY商店です。フジミのハコスカGT-Rです。4ドアのPGC10型です。ハコスカGT-Rといいますと一般的には2ドアのKPGC10がイメージリーダーで、4ドアはやや影の薄い印象です。ただオリジナルとしてはこちらの方が先のようで、KPGC10はむしろ派生版といったところかもしれません。
フジミのPGC10はいつごろの金型か詳しくは知りません。時代的にはモーターライズ全盛期に起こされたことは確かで、恐らくは80年前後。同社のリアルスポーツカーシリーズKPGC10とは全くの別物です。他社ではアオシマからも同じPGC10がキット化されており、それもかなり古いキットです。
図1 完成図
2.キット内容
ボックスアートです(図2)。フジミインチアップシリーズID-3。かれこれ30年以上のロングセラーキットです。古いせいか昨今のメディアなどではあまり作例を見ない地味な存在ですが、販売のほうは堅調のようで、在庫が少なくなるたびに再生産されています。
パーツ構成です(図3)。昔の車プラモらしいオーソドックスなものです。かつてのギミックであるモーターライズが廃されたため、ボリュームとしてはあっさりしています。 お疲れ様気味の金型は少しスジバリが多いですが、ユーザーで対処できる範囲です。シャシーはフジミ名物「汎用板シャシー」。ロールバーなどのA枠も他キットと共用です。顔面はS49/ S50年モデルの選択式。ホイールはワタナベが奢られています。
図2 ボックスアート
図3 パーツ構成
デカールです(図4)。プリンスのステッカーなどがあります。「あまったシールはすきなところにはりましょう」のノリですね。
図4 デカール
3.製作
製作開始です。まずはボディ塗装です。カラーは赤にしてみました。歴代スカイラインの中で赤単色が一番似合うのはハコスカ系ではないでしょうか。というわけで、いったんクールホワイトで下塗りしてからC3赤を吹き付け、仕上げにスーパークリアーⅢをたっぷり吹いてハイお終い(図5)。窓枠など細部塗装は端折りました。
その他のパーツです。シャシーはC8銀、コクピット内装はグランプリホワイトにしてみました。グリル関係はメッキシルバーです。この辺りの配色はヘリテージトミカのブルーバード風味にしてみました(図6)。
図5 ボディ
図6 塗り終えた各パーツ
4.完成
完成したフジミのPGC10です(図7~図9)。カクカクしたスタイルにイカツイ顔面はまさにハコスカです。このカタチならパトカーやタクシー仕様でもいけそうな感じです。
キットの方は作る分には特に大きな問題ないと思います。ただ前後バンパーのたてつけがかっちりしないので事前に調整したほうがベターです。
その他気になった点としては、タイヤハウスがスカスカといいますか、足回りが物足りない感じです。ここは車高を一段下げる(調整可)か、別売りのタイヤに履き替えると良さそうです。
図7 完成図
図8 完成図
図9 完成図
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Vol.131 2019 July. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
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