Home > (Photo) さよなら B747<博物館実機写真<2019年8月号

 

(Photo) さよなら B747

by  コルディッツ
博物館実機写真

 ボーイング747ジャンボ・ジェット機は、日本人にとって忘れられない機体です。B747を世界で最多機数運用したのはJALでしたし、1985年8月に死者520人という単独機で世界最大の犠牲者を出した航空事故のジャンボ機はJAL123便でした。しかし同時にB747ほど、ワールドワイドで海外旅行を普及させ、日本人の海外旅行熱を演出した旅客機はないと思います。
 B747は1969年2月9日に初飛行し、以後半世紀にわたって民間航空機の牽引車でした。刺客はコンコルド、DC-10、DC-11、トライスター、IL-86、A340、A380と次々と数多登場しましたが、ことごとく撃退し、今は天寿を全うしようとしています。
既に日本でジャンボに搭乗するのは難しくなりました。
以前は国際線も国内線もB747ばかりだったのに、現在は欧州のエアラインが、僅かに運航するのみです。「経済性」を重視してB777やA330など双発機が主役になるのは時代の流れと諦めますが、四発機の存在感には及ばないと感じています。何よりジャンボ・ジェットの世界史的功績「空の旅の大衆化」は超えられないと思います。その大衆化の恩恵を受けた一人として、B747をリスペクトをさせて頂きたいと思います。


  Boeing 747
 (たぶん)デトロイト空港(DTW)にて     2006年3月撮影
 私が初めて乗ったB747は今は無きノースウェスト航空機でした。その後の
北米行きでもNW利用が頻回でした。一番安かったし(笑) エコノミー席でも
機内の広さにはぶったまげました…


Boeing 747-230BM  D-ABYM
 技術博物館(シュパイヤー)にて       2008年12月撮影
 博物館の屋上に展示されています。機内に入ることもできますが…  


機内は内装剥がされ痛々しいです。やはり「後部隔壁」に眼が行きます。 




客室下なので貨物スペースでしょうか。 


Boeing 747-206SUD  PH-BUK
 航空博物館(レイスタッド)にて       2007年7月撮影
 白塗装全盛時代にあってブルーを大胆に活用した塗装のKLM機。




Boeing 747-128  F-BPVJ
 航空宇宙博物館(ル・ブルジェ)にて      2016年8月撮影 


航空機関士を乗せていた時代もありました。 


2階席から見た機内階段。エアラインによる違いがありました。 


ビジネスクラス席 


エコノミークラス席 


機体内部構造とエコノミーシートの構造 


胴体下部の貨物室 


タラップで昇降したのは久々でした 




Home >(Photo) さよなら B747<博物館実機写真<2019年8月号
Vol.132  2019 August.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                 editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」


プラモデル模型資料記事


TOTAL PAGE