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（Ｐｈｏｔｏ） Northrop F-5A/B Freedom Fighter

by　コルディッツ

博物館実機写真

　1959年7月30日にノースロップF-5A/Bフリーダム・ファイターは初飛行しました。何と今年は還暦です！　A/Bを改良したF-5E/FタイガーⅡは1972年に初飛行なので今年47歳。A/Bは現在もポツワナ空軍とベネズエラ空軍で現役ですから大したものです。
　F-5の成功は、技術や資金に不足の発展途上国をターゲットに、軽量小型で、整備や運用に手間を取らない、コストパフォーマンスの良い戦闘機開発を目標にして、アメリカ空軍の好みと逆の道を選んだことだと思います。

　設計者はエドガー・シュミードとありますから、米空軍に嫌われた開発当初のムスタングの歴史を再現したという所でしょうか。ミグ17やミグ19を相手にするならレーダーもいらず、　固定武装の20mm機関砲で十分とする潔さは、発展途上国に限らず多くの西側諸国で歓迎され、F-104の補助戦闘機としても活躍しました。

　 F-5A　　1270/97098
　中華民国空軍軍史館（岡山、高雄郊外）にて　　　　2018年12月撮影
　F-5E/Fが実戦配備されていますが、アメリカからF-16を購入出来ることに
なったので、いよいよ青天白日旗のF-5も引退ですね。

RF-5A　　Tkh18-3/13/70104/97158
　王室タイ空軍博物館（ドンムアン空港裏）にて　　2017年6月撮影
　F-5Aの偵察機型で固定武装は20mm機関砲2門のまま。
　空軍博物館の入口に陣取っていました。来年は高架鉄道BTSが博物館前
まで開通する予定なので、アクセスが楽になると思います。　

NF-5A　　3022/22
　イスタンブール航空博物館にて　　　　　　　　2019年3月撮影
　1992年に結成されたエアロチーム「ターキッシュ・スター」の所属機。
　NF-5Aはカナダのカナディア社がオランダ向けにライセンス生産した機体。　

F-5A　　689071
　戦争博物館（アテネ）にて　　　　　　　　　　2006年12月撮影　

SF-5A　A.9-050/21-50 （上）と　SRF-5A　AR.9-062/23-62（下）
　スペイン空軍博物館（クワトロ・ビエントス、マドリッド郊外）にて
　2004年10月撮影　　両機ともスペインのCSAS社のライセンス生産機です。　

NF-5B　　K-4011
　軍事博物館（スーステルブルグ）にて　　　　　　　2015年7月撮影
　NF-5Aはカナダのカナディア社がオランダ向けにライセンス生産した機体。　

F-5A(G)　　208
　ノルウェー空軍博物館（ガーデモエン、オスロ郊外）にて　2012年8月撮影
　寒冷地で運用するためJATO、アレスティング・フックを設置し、キャノピー
と空気取入口に除氷装置を追加したノルウェー空軍向けの機体です。　

CF-5A　　9023　　　　　　　　　　2006年4月撮影
　カナダ戦争機遺産博物館（マウントホープ、ハミルトン郊外）にて
　カナディア社でライセンス生産されたカナダ空軍向けの機体。
　ノルウェー空軍向けの機体に、エンジンを高出力のオレンダ・エンジンに
変更し、空中受油プローブを追加しています。　

YF-5A(N-156F)　　59-4987/F-987　　　　
　航空博物館（シアトル）にて　　　　　　　2009年10月撮影
　F-5の歴史をスタートさせた試作機です。　

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