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ケンメリスカG(GC110) (フジミ1/24)
by
KOZY商店
1.はじめに
こんにちは。KOZY商店です。フジミのケンメリスカG(GC110)です。4ドアであることからヨンメリともいわれています。ケンメリもハコスカ同様に2ドアがイメージリーダーです。しかしあれは歴代の中でもやや異端といいますか、「スカイラインらしい」カタチいうなら4ドアの方が本流のような気がします。
さてフジミのヨンメリです。これもかなり古いキットで、80年代前期の金型だと思います。その昔、どういうわけか「ハの字シャコタンで走る!」というなんとも強引なギミックを売り文句にした車プラモが流行っており、これも影響を受けています。そのせいか逆にどノーマルで作ろうとするとバランス的にすこし変な感じになるようです。
図1 完成図
2.キット内容
ボックスアートです(図2)。フジミインチアップシリーズID-5。ベタベタのシャコタンを描いた旧IDシリーズや峠シリーズの流通期間が長かったせいか、現行版のイラストはかなり腰高に見えます。箱絵だけ見るならまるで別のクルマですね。
図2 ボックスアート
パーツ構成です(図3)。基本的にはボディ以外は前回のPGC10と共通パーツが多いです。ボディの金型は少し痛んでいるようで、ボンネット上の凸部がややダレています。顔面とリアガーニッシュは純正とカスタムの2種類、ホイールはワタナベです。よく見るとドアの内張が有りません。
デカールです(図4)。印刷原版は80年代から変わっていないのでしょう。「ハの字スカイライン」ではありません。「八の字スカイライン」です。うーん、マブい・・・。ゼッケンやら赤ストライプもチョーいかします。
図3 パーツ構成
図4 デカール
3.製作
製作開始です。色はどうしましょう。ケンメリ/ヨンメリといいますと白とか銀のイメージが強いです。いろいろ迷った挙句、ここはベタなグランプリホワイトを塗ってみました。また前後パンパーやグリルのフチがボディと一体化しており、ここだけは一応、シルバーで塗り分けてみました。窓枠その他細部も塗れば良かったかもしれません(図5)。
シャシー内装類です。このあたりはザーッと黒で塗ってお終いにしました(図6)。
図5 ボディ
図6 塗り終えた各パーツ
4.完成
完成したフジミのヨンメリです(図7~図9)。・・・細部塗装をだいぶ端折ったせいでだいぶ薄味の仕上がりになりました。やはり窓枠くらいは塗るべきだったでしょうか。しかしそれでもしっくりこない・・・このコレジャナイ感は一体何でしょう?
実際のところ組み立てに関しては特に難儀するような箇所はありませんでした。しかし素のままだと後輪がフェンダーと干渉します。結論から言うとこのキット、シャコタンで作ってはじめてカッコ良くなる、そういう作りではないでしょうか。
他に気になる点としては前述のように内張が無いため、ドアの内側がモロに見えてしまいました(図9)。即興で黒いテープでもペタッと貼ればお手軽対応できると思います。
図7 完成図
図8 完成図
図9 完成図
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<カープラモデル製作 <2019年8月号
Vol.132 2019 August. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず リンクフリー
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