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(Photo) ロシア版DC-3 リスノフ Li-2

by  コルディッツ
博物館実機写真

 リスノフ Li-2はDC-3のソ連製造版です。ソ連は1936年7月15日にDC-3のライセンス生産権を取得し、1936年11月から1939年4月までダグラス社にボリース・リスノフ技師が派遣され、技術導入を図りました。リスノフは国産化のため、アメリカのインチの設計図をメートルに改めただけではなく、エンジンをシュベツォフM-62(1,000HP)に換装、エンジンカバーにシャッターを付け、寒冷地向きに仕上げました。またソ連の生産体勢に適合するよう1,293カ所の変更を行いました。ソ連版DC-3は1939年に初飛行し、同年からGAZ-84(第84国営航空機工場)で生産に入り、PS-84と命名されました。    1941年6月のドイツのソビエト侵攻開始までに、237機の民間型が生産されています。開戦後は軍用郵送機型に加え、偵察機型、軽爆撃機型も開発、1942年に名称もLi-2に変更されました。生産は1952年まで続き、合計4,937 機が生産され、東側諸国のエアライナーや軍用機として運用されました。
(以上は英文Wikipediaを参照しました)

 リスノフ Li-2  機番不明
 中国民航博物館(北京)にて            2019年5月撮影
 同博物館は以前からの首都国際空港と北京市中心部との間に位置し、
アクセスは空港へ向かう路線バスになります。(359路、946路、955路)
中国らしい広大な敷地内に、主に民間機が展示されていました。
入館料は無料でした。同博物館の説明では1986年リタイアとあります。
全面オリーブドラブで黄色のストライプが入っているだけで、記号番号等は
見当たらず、何に使われたのやら気になりました。 





















 Li-2T  027 ポーランド空軍機
 ポーランド空軍博物館(クラコウ)にて     2011年5月撮影
 Li-2Tは輸送機型を意味しています。









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