箱を開ける。
パーツは揃っている。黄緑色でダルい造形。凸リベットが全面に打ってあるけれども、精密感はない。超難関の2つ割り風防が入っている。デカールは大雑把&劣化していた。組図は簡単で塗装図はないし、出来見本も塗っていない。50年前のキットだとしても、さすがに雑なプラモだ。出来見本が未塗装なのだから、塗装図はない。それじゃあ、「あまり塗っていません」にも下調べが必要で、面倒だ。それに、このリベットである。 “末期の銀色無塗装にしよう。リベットも活かせるし!”と、即、方針変更。
胴体。1枚モノの水平尾翼を挟むだけで、左右を接着できる。コックピットは椅子だけなので、これは錘と共に前から入れればいい。接着面を均して貼り合わせるだけとはいえ、もちろんズレがある。これは、乾いてから大胆に削って合わせればよい。
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主翼。上下分割になっているだけ。翼断面形はイイカゲンで、後縁は前縁かと思うほど丸く厚い。エンジンポッドとの合い(合わない)もあるし、そもそも丸くダルいので内側から削っても意味がない。じゃあ表から削るかというと、それでは特色であるリベットがなくなってしまう。結果、そのまま作る(簡単だし)。エンジンポッドは各々左右分割で、もちろんズレているし、前後の穴もテキトウ。多少整形して主翼下面に貼ることになる。実機のエンジンポッドは3度くらい前上がりらしいが、主翼下面にうまく接着できるかどうかが先決。まあ、なんとか接着する。主翼上面とのなじみ具合(なじんでいない)など、当然、キットのままとする。エンジンの下に爆弾をつけられるが、私はつけない。 |