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(Photo) WWⅠ アメリカ欧州派遣軍機
by コルディッツ
博物館実機写真
アメリカは人類初の動力飛行機による有人飛行に成功しながらも、ライト 兄弟の特許訴訟で、その後の発展に乗り遅れ、1917年に第一次世界大戦に参戦した時点では、有用な軍用機は持ち合わせていませんでした。
そこでアメリカ欧州派遣軍(AEF)は、フランス軍が採用したスパッドXⅢを望みながら、不承不承余っていたニューポール28を297機購入して、4個の追撃飛行隊を編成します。
1918年4月14日に第94飛行隊の2機がパトロール中にドイツ機を撃墜し、初戦果を上げます。WWⅠのアメリカ軍の撃墜王エディ・リッケンバッカーもニューポール28からキャリアを始めました。しかしニューポール28には、飛行中に主翼の外皮が剥がれる欠陥があり、AEFはスパッドXⅢが入手出来るようになったら、サッサと更新してしまいました。大日本帝国陸軍航空隊と異なり、アメリカがスパッドXⅢを好んだことが、以降米軍が重戦闘機を中心に発展していく発端なのかと思いました。
Nieuport 28C.1 N4122A/8
ウドバー・ハズィ航空宇宙博物館(バージニア州)にて 2004年7月撮影
Nieuport 28 C.1 (リプロダクション?) 6177/14
航空博物館(シアトル)にて 2009年10月撮影
SPAD Ⅶ 94099
国立アメリカ空軍博物館(デイトン、オハイオ州)にて 2004年12月撮影
AEFは1917年11月から189機のSPAD Ⅶを導入します。
やがて配備されるSPAD XⅢに備えて、高等練習機として使用されました。
SPAD XⅢ C.1 N2030/SA4523/1
国立アメリカ空軍博物館(デイトン、オハイオ州)にて 2004年12月撮影
AEFのド本命戦闘機。8,472 機生産された約1割にあたる893機を購入し、
西部戦線に投入しました。展示はエディ・リッケンバッカー大尉機。
SPAD XⅢ(レプリカ) NX3883F/26
航空博物館(シアトル)にて 2009年10月撮影
SPAD XⅢ(レプリカ) G-BFYO/S/4513
戦争博物館ダックスフォードにて 2006年7月撮影
SPAD XⅥ 9392
ウドバー・ハズィ航空宇宙博物館(バージニア州)にて 2004年7月撮影
スパッド 16はスパッド 11から発展した複座の偵察機です。
アメリカは6機購入、展示機はビリー・ミッチェルが操縦。
以上の記述は英文Wikipediaを参考にしました。
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