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 ワークス330セドリック (アオシマ 1/24)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。「羊の皮を被った狼」そんなセコイまねはもうやめた!待望のワークスが今、オレたちの前に登場した!のキャッチフレーズで知られる、アオシマの330セドリックワークスです。「The Works」「ワークスの鷹」「釈虎嘆神話」などシリーズ名称を変えながら過去数回再販されており、今でいうところのグラチャンシリーズのご先祖のような存在です。10年位前は改造パーツ単体でも別売りしていました。
初版は確か80年代前半で、なんとこの仕様でモーター走行したんです。このワークスシリーズはどれも箱絵が迫力あってカッコ良く、子供時代のあこがれの車プラモでした。しかし実際のところは少し上級者向けだったようで、フェンダーやオイルクーラーの取り付けでチューブ入りセメダインでベタベタに汚し、結局廃車した苦い思い出があります。といわけで30数年ぶりのリベンジとして再びぶっこみます。ひとつ夜露死苦お付き合いくださいませ。

図1 完成図



2.キット内容
 キットです。90年代の再販時にリベンジ用として買い、そのまま30年近く放置したものです。この時のシリーズ名称は「Works麗心愚」…まあ何がしたいのか良く判りませんが、こういう訳の分からないところがアオシマさんらしいといいますか、ある意味、漢(おとこ)ですねぇ(図2)。  いちおうボックスサイドでは「暴走族車と違った真の…」と何やら言い訳めいた文言がありますが(図3)、実はこれの上位シリーズで竹ヤリ・デッパVer.も過去には存在しており、違法改造車であることは明白です。90年代位までは「ヤンキー麗心愚シリーズ」など仏恥義理なキットも普通に売られていましたっけ。

 図2 ボックスアート
図3 ボックスサイド



 パーツです(図4)。ノーマル330のキットにカスタムパーツとスリックタイヤ、専用ホイールを追加しただけ・・・というわけではなく、ボディにはフェンダーアーチを広げる追加工が施してあります。そのため逆にノーマル仕様にはなりません。  デカールです(図5)。保存状態が悪くて(反省)、罵詈罵詈に割れていました。マイクロ液体デカールでも再生不可なレベルでしたので、今回は使用をパス。残念!

 図4 パーツ構成

図5 デカール



3.製作
 では早速、街道レーサー・モデリングといきましょう。とはいえ切った貼ったの超絶改造工作は要りません。まずボディを指定のC2黒で塗り、その上からスーパクリアーⅢを吹いてツヤッツヤにします(図6)。  その他のシャシーや内装類を適当にそれっぽい色で塗り、これらをGクリアーで最終変形合体させればめでたく完成です(図7)。

図6 ボディ仕上げ

図7 塗り終えた各パーツ


4.完成 
 完成した330セドリック・ワークス。ストリートマシンのスーパースターの誕生です。唯一残念なのがデカールがダメだったことで、箱絵の世界を完全再現とまではいきませんでした。このシリーズはオクでも大変人気があるのでアオシマさんに是非とも再販をお願いしたいところです。  組み立て上の注意点ですが、バーフェンとカモメウイングの取り付け位置がインストでは超いい加減ですので、目見当になりました。またオイルクーラーを保持するためのステーのパーツがありません。ここは箱絵を参考にプラ板でステーを自作するか、直接バンパーにイモ付けすれば良いと思います。

図8 完成図


図9 完成図


図10 完成図

 

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