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アヴィアC2(アラド96B) (SMER1/72 )

  by MERSU57



 旧KP社のキットです。(パッケージに明記されています)本キットは他のメーカーでもリパッケージされています。
全面凸で詳細なイメージのリベットがモールドされていますが、私個人の感覚ではややうるさく見えます。
組み立て時に消えてしまう箇所の修復も考えると面倒なので、最初からモールドを削り落とし全て凹にけがきし直しました。
これはこれでもっと面倒かもしれませんが。(小さい小判型ハッチが多数あり、テンプレートを使いけがきましたが、指がつりそうになりました)



キャノピーの高さがやや低いように見えるので、モールドを一部削り落とし少しでも大きく見せてみました。全般的に成形が甘く、主脚収納部周りのうねり及び左右不揃いの修正も兼ねての面だし及び掘り起こしと、主翼後縁の削りこみ、エンジンカウリングの左右ズレの修正など、結構手を入れました。 コクピットの構成は1/72としては十分な出来ですがシートベルトと補強バーを追加しました。実機で前部キャノピー形状は何種かある様で、今回はキットのままですがボディとの接合部分はフレーム(車でいうAピラーの部位)の加工をして見ました。



塗装は今回全て筆塗りで進めていきました。先ずは水彩アクリルグレーで全面を塗布、乾燥後に水彩アクリルシルバーで重ね塗り。
この工程を何度か繰り返します。機首と主尾翼前縁に赤(自分なりに調色)を挿します。
塗り上がった後、エナメルブラックで軽ーくウォッシングコート。やり過ぎるとアクリルを溶かしてしまうので、ここは慎重にします。更に水彩ブラックでパネル毎にコントラストをつけます。





デカールを貼付後よく乾燥させてラッカークリアーコート(これはエアブラシ)。キット指定のチェコスロバキア国家保安警察隊所属機です。
⒎7mm機銃1丁装備しています。(AR96は射撃や爆撃練習も考慮され簡単な武装ができる構造の様です。)
他にもメッサーの末裔、C–199も同隊で運用されています。
出自はドイツ高等練習機AR96Bですがドイツ占領下のアヴィア社で委託生産を受け、戦後もアヴィアC2として継続して生産行い1825機作られました。(アラド、レトフ、アヴィア等各社総合では2891機生産)



処で本パッケージメーカーの呼称が現在は『スマー』と呼ばれている様ですが、私は昔から『スメール』と認識しています (アルティプラストのキットのリパッケージ販売してた頃)どうなんでしょうネ



参考資料 あるようで無いですねーAR96は。ウェブでも探しましたがまとまったモノは遂に見つけられず。スペシャルホビーのHPでインストと図面を参考にした程度。 アヴィアC2では冊子をみつけましたが、アマゾン経由で海外出版社のモノを調べても安心してポチる所が無く入手に至らず。特に機首下面のディティールがよくわからんです。





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