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 ポリカポフI-153 チャイカ (SMER1/72)

  by MERSU57




旧HELLERのキットです。しばらくは本キットが全スケールで唯一でしたが、最近はICMからも1/72、1/48で発売されました。
蜜柑箱の中にあったもので十数年ぶりに組み立て再開したものです。
中途半端な組み立てで放置してましたので、一部分解して再組み立てとなりました。



 現在ではこの機体の資料もいろいろ散見でき、それらで検証しても概ねプロポーションは良好ですが細部では引き込み脚収納部あたりの形状が?なところもありますが基本ストレート組みでいきます。 唯一、手を加えたのはカウリング周りでてっぺんのエアインテークダクトのヌルーイモールドの肉盛りと掘り起こし、排気管部の開口、若干のモールド追加などです。
キャノピーを貫通している照準器はオミットしました。
同じく保存後のメンテを考えるとめんどくさいので張り線も省略です(ホントは2重張り線は細かすぎて私にゃ作れません)



 塗りはキット指定の(キャラメル箱絵裏のレニングラード戦線部隊)塗装を全てアクリル水彩筆塗りで仕上げてみました。ライトグレー、ダークグリーン、サンディブラウン、ライトブルーをそのままで塗りながら、それぞれの色で重ね合いトーンを調整していきます。
デカール貼付後、半ツヤクリアーでコーティング。
更に軽ーくウォッシング。上翼の上反角がややキツめになりましたが、このスケールでは小型な機体でもあり、誇張表現としてまあいいかと。





小型の機体ながら、7.62mm 機銃を機首に4門装備しオプションの翼下にロケット弾を
牽引して地上攻撃機として運用された機体も多数あり、エンジン全開で旋回半径100m
という軽快な運動性があり大戦前半ではそれなりに運用されたようです。
2次大戦で現役で実戦運用された複葉戦闘機は本機含むI-15シリーズとグラジエーター、フィアットCR42の3機種ですが手元に在庫がそこそこありますので、また作っていきたいです。



参考資料 
SUOMEN ILMAVOIMIEN HISTORIA ⑦ ISBN 951-9035-25-7

WW2 フィンランドで運用されたロシア軍用機とロシアにて運用された機体とレンドリース機の写真集。 I-153は自国内で回収したものとドイツから提供(鹵獲機)されたもので、まとまった数で運用。フィンランド軍は運用に際して徹底的に調べており繊細な写真があり参考になります。




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