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 Dr335 (リンドバーグ 1/72)

  by 加藤 寛之



先月にHe162を作って簡単だったので、続いてDr335を作った。ちょっと前にも作ったけれども、気にしない。今回のキットはプラの劣化か、もともとの材質が原因なのか分らないが、ポキポキ折れやすかった。
なにしろ、主翼下面をちょっと捻ったら真っ二つ。下面なのでちょいと接着して終了にした。前脚もちょっと折れたので、くっつけた。他にも作りながら“パキッ”というひび割れ音を数回聞いたが、無事に完成した。



組む。
 プラが折れそうだとか言いながら、今回はちょっと手を加えた。
水平尾翼は、本物は水平じゃないので軽い上反角をつけた。
キットの主翼は外翼から急に薄くなるために上反角が弱く見えて、実機と逆の見え方になる。ここは上下パーツをしっかり接着したあとで下面にノコを入れ、そこに薄いプラ板を挟んで持ち上げ、角度を変えてみた。
ずっと実機のイメージに近くなったと思う。でもね、翼断面形がぜ~~ん然違うので、“そういえばネェ・・・”くらいの改善だ。全体からみたら無駄な工作です。ノコとプラ板で生じた傷は、テキトウに処理した。上から見て、普通の日本人ならば下面まで見えないので、どうでも良いから。



 前エンジンの冷却器カウリングは、ポッコリとした丸みを大幅に削っておいた。これでも充分でないが、まあ改善。
機首の機銃カバーや各翼端を実機っぽく整形した。
主翼の上面パーツは、後縁が奇妙な厚さをしているので外面から平らにし、さらに主翼、水平尾翼ともに後縁を削り上げて薄く見せる工作をしておいた。
主脚カバーは内側から縁だけを削って、薄く見せる工作をしておいた。
胴体背部にはアンテナを増設した。
省略されているピトー管は、しんちゅう線を挿しておいた。
 こんな工作をしても、パーツ全体が少ないので、すぐに形になる。



では、塗装。
 これは、戦争末期を想定した全くのデタラメ。Dr335の上側面は折れ線迷彩が標準だけれども、それじゃあ、面白くない。そこで、He162の多くがそうだったともいう1色塗装にした(簡単で楽、が本心)。そして交換して無塗装のパネルが2枚、という想定。
下面は主翼と水平尾翼の一部が無塗装という末期パターン&超テキト~。それ以外は、特に書くようなことはない。デカールは、余りものデカールから適当なものを探して貼っておいた。



 さて、完成。まあまあイイ感じだと思う。テキトウに作ってデタラメに塗ったけれども、真面目に折れ線迷彩をするよりは良かったと思う。
 旧フロッグのDr335のキットもどこかに保存してあるのだが見つけるのが大変で、とりあえず机の横に出してあったリンドバーグを作ったのであり、それだけのこと。発売当初からキットの評価は高くなかったけれども、どう見てもDr335にしか見えないじゃないか。とりあえず完成したし、私は充分に楽しかった。


PS
 先月のHe162だが、前脚を前後間違えて接着していた。まあ、いいや。


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