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特集 ビッグスケール

ロータス78(タミヤ1/12)

  by 中島伸幸



●マシンについて
 フェラーリにも見えるこの赤いマシンは、JPSと同じタバコメーカーから販売されていたインペリアルのパッケージデザインを模したデザインで、1977年日本GP富士スピードウェイに登場。グランドエフェクトカーの先駆けとなったマシンでもあります。
ドライブしたのはスウェーデン人ドライバーのグンナー・ニルソンです。たった1戦のみのカラーリングでしたがその後もモデルカーやプラモデルで高い人気を誇っています。今でも語り継がれる1台となっています。



●キットについて
 このキットは2008年エッチングパーツ付で再販されておりますが、私の持っていたキットは何十年前のものかわかりません。



組み立て説明図は実写の写真、経歴も載せられた保存版とも言えるものです。





 当初、黒のJPSカラーで仕上げるつもりでしたが、持っていたものが1/20で1/12と勘違いしており、ストックの中からモノポスト製のインペリアルのデカールを探し出しましたがこれも何十年も前のものなので使用できるか不安でした。しかし、何とかスタート台にたつことができました。



 制作はエンジンブロック、ギアボックス、サス後、サス前、補器類と作れど作れど形にならず一行にテンションが上がりません。1/12だから仕方ないかな。



  エンジンとギアボックスを接着し(最大の難関)ここで少しでもずれると4輪が接地しません。エンジンブロックをバルクヘッドに取付要約先が見えてきた。



 次はカウルの塗装です。モノポストの指定通りGSIクレオスのモンザレッドとサイドポンツーンにゴールドを調合した2トンです。
パーツごとに塗装してデカール張り不安視していたデカールもかなりいい質の物だった。次にパーツごとにクリア塗装。20分くらいの間隔で6回に分けてゆっくりゆっくりデカールをクリアの中に溶かし込んでいきました。
十分な乾燥後1500番から2000番で全体が曇るまで研ぎ出し、コンパンドをかけ、ここから、最終ウレタンクリアで吹こうと思いましたが手持ちが無く財政も逼迫しており通常クリアで仕上げることになりました。



●ようやく完成
 やはり1/12キットは完成後の存在感がすごいですね。加えて補器類、エンジンの密度感がF1の仕組みをも理解させてくれます。
飛行機モデルのウエザリングとは真逆な塗装でカーモデルの塗装は時間がかかりますね。




F1好きの知り合いに見せたら ”なんだこのカラーリングかよ” とか言われ少し気落ちしています。



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