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(Photo) Red☆から蛇の目に MiG-21
by コルディッツ
博物館実機写真
1947年にパリ条約が締結され、旧枢軸国と連合国との間に講和が成立しました。旧枢軸国のフィンランドにとっては、ソ連と1944年に締結したモスクワ休戦協定の確認の場で、ソ連に対する領土割譲と3億ドルの賠償金支払い、軍備制限を受け入れることになります。
当初の制限は空軍機の保有は60機まで、爆撃機保有は禁止でした。
そしてソ連に敵対しない中立国として、冷戦中は東西両陣営の機体を導入します。ソ連から導入した機体の一つがMiG21でした。
赤い星の機体は、意外にフィンランド独特の上面はブラックとダークグリーン、下面はライトグレーの迷彩 に馴染み、さらに戦後の白と水色の蛇の目の国籍マークも、ジャスト・フィットしたように見えますが、如何でしょうか。
※ 本稿は博物館の説明表示とWikipediaを参照しました。
MiG-21 F-13 MG-127(旧MG-77 ?)
フィンランド航空博物館(バンター、ヘルシンキ郊外)にて
上 2008年7月撮影 下 2012年9月撮影
ミグ21F-13は、長い歴史を誇るミグ21系列の中で、最初の量産型
です。赤外線誘導空対空ミサイル2発搭載、固定武装は30mm機関砲
1門。最大速度2,125km/h。小さなノーズコーンが特徴かと。
MiG-21 F-13 MG-92 2018年7月撮影
フィンランド空軍博物館(ティッカコスキ)にて
銀色のMiG-21F-13。最後はカメラポッドを主翼下に、増槽を胴体
下に吊して、偵察部隊で運用されていました。下面に長いピトー管。
機体の前に置かれているのは、搭載したTsD-30 火器管制レーダー
のようですが、同レーダーの装備は次のPF型からと聞いていますが、
もしかしたらフィンランドが独自に設置したのかもしれませんね。
MiG-21 bis MG-135 2018年7月撮影
フィンランド航空博物館(バンター、ヘルシンキ郊外)にて
ミグ21bisは、ソ連として最後の生産型で1971年に初飛行。
赤外線誘導空対空ミサイル4発搭載、固定武装は23mm機関砲1門。
最大速度2,175km/h。ノーズコーン巨大化、操縦席後方のライン
が変化しました。
MiG-21 bis MG-136 2018年7月撮影
フィンランド空軍博物館(ティッカコスキ)にて
博物館内にノーズセクションが展示され、操縦席に入れます!
操縦席に入って驚いたのは、計器の多さと視界が悪そうなこと
でした。でも操縦席内部色が青竹色に近いので、何だか親近感を
感じました。
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