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(Photo) 沙漠の鼠

by  コルディッツ
博物館実機写真

 謹賀新年です。今年の十二支「子」で連想したのは「沙漠の鼠」でした。I-16ラタもマウス戦車も思い浮かばなかったのは、きっと英国贔屓のせいかと。そこで沙漠の鼠マークを付けた戦車写真を探したのですが、これが意外にありませんでした。 やっと見つけたのはM3 Honeyで、生粋の英国製戦車でないのが残念ではありますが、紹介させていただきます。
※ 本稿は博物館の説明表示を参照しました。


 M3A1 Stuart Ⅳ 2019年9月撮影
 戦車博物館(ボービントン、ドーセット州)にて


M3軽戦車は1940年に制式化され、アメリカから英国に供給された
最初の援助物資でした。「スチュアート」が英国の正式名称ですが、
沙漠の戦場でM3の頑丈さと信頼性を高く評価した英陸軍戦車兵は、
「ハニー」(素晴らしい奴)と呼びました。当時の英国産戦車の
迷走を考えると、無理もないかと。



 武装は37mm戦車砲1門、7.62mm機関銃5挺と説明にありましたが、
展示は機関銃を3挺にしたタイプになっているようで。






英軍はガソリン・エンジン搭載型を「スチュアートⅢ」と分類、
ディーゼル・エンジン搭載型を「スチュアートⅣ」としました。





巡航戦車Mk.Ⅱ(A10) 1996年4月撮影
 戦車博物館(ボービントン、ドーセット州)にて 


 最近発掘した前世紀のアナログ写真から引っ張りました。
「TAMIYA HALL」の表示が懐かしいです !
 巡航戦車MK.Ⅱもフランス戦の生き残りが、少数北アフリカに
派遣されているので、沙漠の鼠マークも根拠はあるかと。

 現在は欧州戦線の塗装で展示です。 2010年7月撮影



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