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<スター・ウォーズの世界 Vol.7>
by
Windy Wing 2013
今月から3回にわたり、共和国軍・帝国軍の各地上用攻撃兵器群をご紹介いたします。
<エフトイズ 1/144 AT-TE>
銀河星間戦争史において歩行兵器の端緒となった全地上用戦術攻撃兵器AT-TEは共和国地上軍の主力兵器として第一次ジオノーシス戦役において初めて実戦投入された。この六足歩行という、おそらくは節足動物門の外骨格と肢関節をバイオミメティクス応用したと想像される移動装置はクワット・ドライブ・ヤード傘下のロザナ・ヘビー・エンジニアリング社開発になる。
同時代の分離主義勢力はまだ反共和国的思想を共有する小国家・組織・企業などの合従体に過ぎず、その資本の多くをバトル・ドロイドの大量生産に割かねばならない事情があったとは言え、その兵器車輌が著しく走破性に劣る転輪走行機やスパイダー・ドロイドばかりであった点から見ても、このAT-TEの先進性は群を抜いており、実際、本戦役においても、本機を中心とする作戦策定により共和国軍が戦術的には快勝を収めている。
<エフトイズ 1/144 AT-TE & AT-AT>
後年、銀河帝国軍が駆使した全地上用歩行兵器群(AT群)が各戦線の状況に応じて二足・四足さまざまな形態に発展しえた理由として、大出力発動機と高性能ジャイロの改良に関する同軍の技術力もさることながら、なによりもクローン大戦終結後、共和国軍から接収した本車輌の解析によってはじめて可能となった多足歩行機構の導入を忘れてはならない。
<エフトイズ 1/144 AT-TE & タカラトミー リパブリック・ガンシップ>
なお、本機からAT-M6にまで至るAT群の機番はあくまでも反乱軍の戦史編纂において便宜上付与されたものであり、反乱軍・帝国軍を問わず、この呼称が使用された公式記録映像は存在しない点に留意されたい。これは前記のとおり、本機後続のAT群が反乱軍から鹵獲した車輌を基に帝国軍が開発した兵器であることは明白であるとはいえ、例えば地球史の戦後において、第三帝国の捕虜を使役してV-1、A-4/V-2、V-3を模倣したミサイルやロケット、あるいはロボットを、戦勝国がV-5、A-8/V-4、V-7とは呼ばず、レギュラスやサターンV型、あるいはプルートゥと命名した虚栄心を想起すれば、その経緯は理解しやすい。
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