1930年9月1日午前10時55分、軽爆撃機/偵察機のブレゲー19を改造したブレゲー19TR スーパー・ビドンは、ル・ブルジェ飛行場を離陸、北大西洋を横断し、ニューヨークのカーチス飛行場まで無着陸飛行を達成しました。飛行時間は37時間17分、飛行距離は5,940kmで、到着は現地9月2日19時12分でした。
操縦士デュードネ・コスト、航法士モーリス・ベロントのペアで、彼らは前年の1929年7月13日にも同じ機体、同じルートで挑戦しましたが、燃料消費量に問題があり、14時間飛行して引き返しました。
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そして同年9月にはパリ・チチハル間7,905kmを51時間19分で無着陸飛行を成功させ、世界長距離飛行記録を作り、言わば満を持しての再挑戦でした。
機名の「疑問符」(ポワン・ダンテロガシオン)は、『香水王のコティから寄付を受けて、その好みの機名…」と『ヒコーキの心』
(佐貫亦男著 光文社NF文庫 2003年6月)にありました。
※本稿は「ヒコーキの心」「大戦間爆撃機」(K・マンソン著 白井 光夫訳 野沢正 監修 鶴書房 昭和46年7月)と英文Wikipedeiaを参照
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