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1.5tダッジWC62 6×6兵員輸送車(トミー1/35)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治



キットについて
 トミー社1/35(1970年代後半?イタレリ製品のカバー)購入したのは1985,6年の頃だと思います。箱絵はトミーになっていますが中身はイタレリ製品だと思います。当時イタレリ製品はトミーやバンダイが輸入元になっていました。AFVについてはタミヤが積極的に戦車モデルを開発していたころでした。 しかし戦車以外の製品においてはイタレリが群を抜いていました。当時模型店ではあまり見かけない代物で箱の中身も見ることができないため購入にはためらいがありましたが物珍しさで買ったのでしょう。その後大方の組み立てを終わりタミヤカラー(エナメル)で基本塗装を終えてあとはタンスの肥やしになっていました。



製作について

 年末の大掃除時にとても古い完成品(飛行機)を処分しましたが、まだ戦車や車が手つかずのままでした。久しぶりに箱から出して並べましたが途中であきらめたものはなぜか未練が残って再度完成をさせたいと思いが出てきました。 



イタレリのキットは非常に細かいパーツが多く又プラスチックは少し固めで取り扱いは要注意です。車体下面は申し分のない再現でスリーデフの構造が良くわかります。タイヤのディテールも良くできています。おまけに兵隊が付いていますが、これは使い物になりません。



あとはデカールですが黄ばみがひどく手を加える必要があります。以前の塗装の上に再度塗装するためにママレモンで水洗いをしてからタミヤのラッカーカラー(新発売)でエアブラシをしました。



車体下部には汚れを意識して泥色を混ぜてグラデーションを施しました。塗装後デカールを貼りましたが、文字の白色は乾燥後水性アクリルの白色で重ね塗りをして黄ばみを消しました。最後にグンゼのつや消しクリアーを吹き付けました。



幌は再度水性アクリル(ファレフォ)でグラデーションを付けました。アメリカの国章は型紙を使い白色吹き付けで仕上げました。



全体をとおして
 35,6年も過ぎたのに、よく残しておいたものだと感心しました。プラモデルのキットと同じでどんどん増えていき、いつの間にか手が付けられないほどの数になってしまいました。今ではメルカリで売り出しをしていますがなかなか減りません。しかし一度、手を付けたものはやはり未練が残っていましてすんなりと完成にこぎつけました。 現在では塗料や、エアブラシそれを取り巻く機材など豊富にそろっています。又製作における工夫も向上しています。作ることへのわずらわしさがなくなり、作る過程を楽しむようになってきました。これも長い間、作り続けてきたおかげだと思っています。感謝、感謝。




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