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特集 積みプラを作ろう

温故知新シリーズ第45弾

A-4Eスカイホーク(フジミ1/50)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズは懐かしいフジミのA-4Eスカイホーク(1/50)を52年ぶりに作ってみました。 この頃のフジミは品質向上が目覚ましい時でこれが発売された当時は外国製品と肩を並べられるくらいだと感激して作った覚えがあります。



 それでは作っていきます。まずはコクピットからですがこの当時ですから現代のキットと比較して極めてシンプルです。キャノピーが小さいので中はあまり見えないことを言い訳にして見える所だけ手を加えました。
ヘッドレスト部分は全然似てないのでこの部分はカットしてプラ板で自作し、フェイスカーテンハンドル部分をゼムクリップで加工、シートにはベルトを着けて終了としました。これを胴体に組み込み機首に錘を入れたら左右の胴体を接着します。合いは良いのでペーパーでひと撫でしておけば大丈夫です。
エアーインティークは仮組しながら削り合わせをしかっりと行えば段差はほとんど出ませんでした。ラダ―から上の部分が少し寸足らずになっていると感じたので、ここはハセガワのキットが各型への作り分けから別部品なっているのでM型では使わない部分をスカウトして調整しながら接合しておきました。



 主翼は残念ながらスラットは一体になっていますのでそのままとしました。機銃を装着して上下の貼り合わせをします。前縁に若干の隙間が生じますから溶きパテで処理しておきます。これを胴体に接着しますが付け根にやはり若干の隙間が出来ますのでここも軽く溶きパテ処理しておきます。 水平尾翼を接着し、キャノピーを取り付けます。キャノピーは透明部分が前後一体になっていますが胴体との接合部に隙間が出来るので隙間を埋めたらペーパーで段差をなくしておきます。その後目の細かいサンドペーパーで徐々に番数を上げながら整え、最後にコンパウンドで磨きあげて透明度を回復させました。



 ここで塗装にかかります。ウェポン類の数が多いので余力ある内に爆弾、ロケット弾は塗りあげておきます。アレスティングフックも白・黒・黒鉄色で塗り分けます。全体の塗装はいつものように筆塗りで仕上げました。マーキングはVA-86サイドワインダーズのCAG機にするのでオレンジを中心に各スコードロンの色分けをしました。普通ラダ―部分は全面ホワイトなんですが、写真で確認したところVA-86はガルグレーのままになっています。 塗りあがったらデカールを貼っていきます。今回はヴィクトリーデカールを使用しました。ただしモデックスは401なので今回はCAG機にしたかったのでモデックスを400に変更し、シリアルも1番違いですのでこれも変更しました。デカールが乾燥したら全体をタミヤのスミイレブラックでウォッシングして半乾きのところで溶剤を含ませた綿棒で拭き取りしました。



 ここで予め塗りあげて組んでおいた脚関係やウェポン類を接着しますが、胴体中央に装着する増槽が小さく貧弱だったのでモノグラムのキットから主翼用の増槽をいただき、後部をカットしてキットの増槽後部を接着してポリパテで処理したものを着けました。胴体背部のACLはクリアーランナーで自作したものを取り付けました。 最後に空中給油プローブを接着しますがここも先端部分が貧弱でしたのでハセガワからやはり2種類用意されているプローブの先端だけカットして着けておきました。全体に半艶のトップコートを吹き付けてこれにて完成です。



 古いキットですが少しだけ手を入れればまだまだ現役でやれるのではないでしょうか。
それではまた。


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