箱を開ける。
デカールは2種、1つの塗装は組み立て説明書にあるドイツ機塗装、もう1つは箱の裏面にカラー印刷してある今回の塗装。デカールはちょっと透けるが、まあ良い。
でもキットはボロボロ。タップリのバリとシャープさのかけらもない造形、脚周りのパーツは金型が甘くズレもあって無残な状態だ。風防は傷だらけで枠位置も疑問。そもそも形が全然違う。プラモデルとして合いが悪いのに、アンテナ支柱や機銃カバーまで半分に割る必要はなかったと思う(まあ、いいか)。それでもプロペラの形にはこだわっていて及第点。とはいえ、その影響でスピンナーはマズい造形になっている。“じゃあ、どこがマトモなんだ”というと、パーツの少なさ。これぞプラモデルの醍醐味だ。
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まず、各パーツを整形して、パーツらしくする。パーツ点数は少ないけど、時間がかかる。脚カバーはフチのみを薄くしておく。タイヤ側のカバーはキットのままでいいとする。プロペラも整形をし、前後分割のスピンナーとの合いも調整。机の周りはごみだらけになる。
機内塗装はあとから筆を突っ込むとして、胴体左右を接着。主翼も上下を接着、落下タンクも接着しておく。
合わせ目の不整合は、削って整える。胴体、主翼、落下タンクをガリガリ削る。それでも残った段差だけ、パテで均す。よって、パテの使用はごく僅か。主翼は後縁を薄く見せたいが、ぼよ~~んと丸い後縁なのでどうにもならない。ちょっと削り上げてOKとする。 |