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三菱局地戦闘機 雷電 (ハセガワ 1/48)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治



キットについて
 ハセガワ社1/48スケール1996年製。数ある日本機のストックを順次作っていこうと思い押し入れから出してみたキットです。今から26年も前に発売されていてタミヤからも発売されていました。キット内容はハセガワスタンダードでパネルリベットは凹仕上げで小気味よい仕上がりになっています。 コックピットは十分な再現度でこれもハセガワスタンダードともいえるでしょう。キャノピーの出来と透明度は申し分のない出来上がりです。デカールはいつも心配しますが、今回の物は白色が純白で又その他の色も鮮やかで十分に使い物になりました。この頃のデカールは品質にばらつきがあるようです。



製作について

 説明書通りに組み立てれば問題なく仕上がります。今回もキットをストレートに作り上げました。キャノピーが広いのでコックピット内を丁寧に仕上げました。座席には極薄の鉛板を加工したシートベルトを追加しました。



 プロペラの回転部にポリキャップを使うことは脱着に有効だと思いますが、たまに主脚部にも使う場合がありますがこれはいけません。主脚なんか脱着することがあるのかな?出来上がって陳列する場合、主脚がぐらぐらして様になりません。これはやめてほしいところです。



 塗装はクレオスカラーのラッカー系で進めました。指定色に少し明るさを出すために下面色には白、上面色には黄色を混ぜました。基本塗装後全てのパネルラインに沿って黒茶色の線をエアブラシしていきます。これが後のパネルライン付近の汚れになります。その線を引いた後に再度塗装にグラデーションをつけながら塗りつぶします。最後にパネル毎に更に明るくした色で退色の感じを付け加えます。





次にパネルラインにタミヤエナメルで墨入れを行います。乾燥後ガイアのクリアーを吹き付け艶有にします。乾燥後デカールを貼ります。更に2回目の透明クリアー艶有を吹き付けます。最後の仕上げにつや消し70%程度の透明クリアーを吹き付けて塗装は完成です。今回のキャノピーの出来は素晴らしく曲面がうまく加工してあり機体にストレートにピタット付きました。さすがは飛行機のハセガワでした。



全体をとおして
 実質14~15日で出来上がりました。キットを組み立てるのには4日程度で終わりますが後は塗装作業になります。日本機の場合、日の丸の赤色に統一性がなく又白色の縁が黄ばんでいていつもデカールにしようか塗装にしようか迷うところです。 デカールを貼ると乾燥に時間を取られ又パネルラインの墨入れにてこずって気乗りがしません。古いキットはできる限り日の丸や識別帯を塗装仕上げにして手間をかけてやることが満足感につながると思います。


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