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温故知新シリーズ第47弾

バットマン(MPC 1/8)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズはMPCのバットマンを取り上げさせてもらいました。もちろんはもとはオーロラの金型です。オーロラの初版は1964年に発売されたものでちょうど前回の東京オリンピックの年でした。
初版にはフクロウが木の幹に止まっていたりBATMANの文字が木の幹に彫りこまれていましたが再発時にはなぜか省かれていました。部品総数は37で相変わらず素晴らしい造形なのですが、例によって部品同士の合いは段差と隙間のオンパレードです。



 まずはバットマン本体から組み立ててゆきます。頭部は前後に分割されたものを接着します。ここは割と合いはよく接合部をペーパー掛けするだけでOKでした。胴体上部も前後分割ですがかなりの段差が生じますので思い切り金属やすりでごしごしと削り倒します。 やはり左右の腕も前後分割ですがここも段差をやすりで削り落します。これを胴体につなげるのですがものすごい隙間ができるのでパテを刷り込んで乾燥後にペーパー掛けしておきます。



左右の脚部とブーツもそれぞれ接着後にパテ処理して整形しておきます。トランクスも前後分割ですが隙間処理をしっかりとやって組み立て済の脚部と接合しますが、ここもすさまじいほど合いませんでした。 エポキシパテを使用してなんとか格好をつけました。胴体上部と下部の接合は割と良かったので一安心。ベルト部分に一部ひけが生じていましたのでパテで埋めておきました。



 ここでバットマン自体の塗装を開始します。コミックス版ではブルーは割と明るめなのですが、今回私はダークな雰囲気にしたかったのでマント、ブーツ、グローブ、頭部はグロスシ―ブルーにしてみました。胴体と脚部はニュートラルグレー、顔はタンで塗った後タミヤのフレッシュを薄めたもので口の周辺や頬にいれてみました。またマスクの目の周辺にはジャーマングレーを塗っておきました。 胴体上部にマントを接着した後に頭部を接着。ここの合いは良かったです。ブーメランをグロスブラックに塗ったら左手に接着。バットマンのマークはデカールで再現されていますが、なにぶん古い物なのでデカールフィルムを塗ってバラバラになるのを防ぎましたが、クルクルと丸まって貼り付けるのに苦労しました。これでバットマン自体は完成です。



 ベースはエキストラダークグレーで全体塗装後にニュートラルグレーでドライブラシをかけました。その後タミヤのスミ入れブラックでウォッシング。木の部分は細かく枝が分割されているので一つ一つ丁寧に整形して接合部にパテ処理を行っておきます。 幹はやはり段差がすごいので金属やすりで削り倒します。木全体は赤褐色で塗った後にウッドブラウンでドライブラシをかけました。最後にコウモリを塗装して枝に接着したら、組み上がっていたバットマンと木をベースに取り付けて完成です。



 いやー今回もパテとやすりの大活躍でしたが出来上がったスタイルはさすがオーロラ!バットマンの雄姿が見事に再現されており大満足です。ではまた。



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