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特集 アメリカ現用空軍機 

(Photo) General Dynamics F-16C in Istanbul

by  コルディッツ

 ジェネラル・ダイナミクス F-16 の原型機 YF-16 が、公式初飛行したのは1974年2月2日なので、もう46年前になりますか。胴体下面のペリカンを思わせる巨大な空気取り入れ口、主翼と胴体が一体化したブレンデッド・ウィング・ボディに魅せられ、たぶん多くのモデラーはタミヤ 48を作られたろうと思いますし、私もLS 144にお世話になりました。未だに廃れる様子のない F-16 の容姿には感嘆あるのみです。全生産数は4,500機を越え、未だ輸出向けの生産継続中とは、誰が予想したでしょうか。
 WikipediaでF-16の採用状況を調べてみると、アメリカが2,244機でトップ、2位がイスラエルで362機、そして3位がトルコで240機にプラス30機の予定とあり、一寸驚きでした。トルコはライセンス生産も行い、一端は米軍に納入する形にして、対外有償軍事援助によりトルコ空軍に引き渡されているとありました。
 トルコ空軍のF-16は、仇敵ギリシアとの対立で、ギリシア空軍のミラージュ2000に撃墜されたり(1996年)、ギリシアのF-16と空中衝突をしたり(2006年)、そして2015年には領域侵犯をしたとしてロシアのSu-24を撃墜する等、活躍中です。中華民国空軍がF-16の導入を熱望するのも分かります。
 F-16の博物館入りは既に始まっていて、日本でも三沢航空科学館に展示されています。今回はイスタンブール航空博物館の展示機を紹介させて頂きます。
※本稿は博物館の表示とWikipediaを参照しました。

 General Dynamics TUSAS/TAI F-16C  89-0032
 イスタンブール航空博物館にて        2019年3月撮影
 機首の容姿は依然として陳腐さを感じさせないと思います。
 博物館の表示によると、導入した最初の8機以外はライセンスで
TUSAS/TAIが生産し、全天候下で任務を行う、空軍で最も活動的な
マルチ戦闘機とありました。
※ TUSASはとトルコ航空宇宙産業のエンジンメーカー、
TAIはトルコ航空機製造メーカーと思われます。




開発当時にブレンデッド・ウィング・ボディのことをニュースで
聞いても、現用機では実現しないと思っていました…



グラマラス・バディと親近感を持ってしまうラウンデル。


   野外展示のためか、キャノピーの透明度が残念でした。




   第1優先は英語で、後にトルコ語併記。












   F-16はこの角度から見るのが、一番色っぽいのでは。


   (おまけ)General Dynamics F-16A 78-0021/WW
 青森県立三沢航空科学館にて        2016年8月撮影



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