(写真9) エッチングパーツの同梱どころかそれを加工するパーツまで入っている至れり尽くせりのキットであります。昨今ではちらほら見聞きする気配りだけど実際に自分で作って見るとその威力に戦くばかり。「なんて作りやすいんだ」そして「なんて精度高いんだろう」30年分のウラシマ効果は予想を遙かに超える衝撃なのであります。(ウラシマ云々の使いどころを間違っちゃいるけどね)

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(写真10) 今日びのAFVモデラーは全部組み立ててから塗るってのがトレンドのようなので不詳わたくしめも真似してみました。転輪もアイドラーやドライブもポリキャップで後ハメ可だから履帯くっつけた後に取り外して別塗りすることに。なるほどこいつは便利、親切設計じゃね。影になる部分にフラットブラックでシャドー吹いときます。
しかしエアブラシはいいよね。吹き込めば塗りたいところが粗方塗れちゃうし。以前は筆しかなかったからぼかしも一苦労だったし下塗りだけでも数日かかるのが当たり前だったからなぁ。万年金欠の学生にピースコンなんぞ高嶺の花憧れの存在でありましたからむしろ躍起になり「筆塗りでエアブラシなみの塗りをやったる」と粋がって戦車塗りまくってた記憶があります。
そう思うとこの四半世紀ぶり(実際はそれ以上)に作るミリタリーミニチュアってのも感慨深い話だよ。人生で一番最初に色塗って作ったのはタミヤの88ミリだったからなぁ。

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