Web Modelers 5月号に掲載された「プラモ・ガイド’71」誌面で故佐貫亦男教授のエッセイに再会できました。「ガイド」誌は 自分
で初めて購入したプラモデル専門誌で、かつ初めて教授のエッセイに出会った本でした。早速掲載のエッセイを読み直してみると、ドイツ機特集なのにHe162、Me163、Fi156、Ju52/3mと、どちらかというとマイナーな機体に光を当てている点に、英国風のセンスを感じました。こうしたエッセイの集積が名著「ヒコーキの心」刊行に繋がったのですから、掲載のトップに来るHe162「薄暮のスズメ」は、名著の起源と言えます。そこで今回はHe162に触れてみます。
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実機についてはエッセイを読み直して頂くとして、He162の現存機 はWikipediaによると、アメリカ3機、イギリス2機、フランス1機、カナダ1機、ドイツ1機の合計8機です。ソ連邦も捕獲しているので、まだ残っている気はしますが。
8機のうちヨーロッパの4機は拝観済みです。新大陸の4機に強い拝観義務を感じていますが、新型コロナウィルスのため暫くはOut で残念です。
アメリカには、スミソニアンの航空宇宙博物館にWerk.No.120230と120222の2機、チノの航空博物館にWerk.No.120077
が在ります。
カナダはオタワ郊外のカナダ航空宇宙博物館にWerk.No.1200086 を保有しています。
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