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(Photo)ルノー (Renault) NC27/ Stridsvagn fm/28

by  コルディッツ
博物館実機写真

  ルノーNC戦車は、第一次世界大戦で最良の戦車とされるルノーFT軽戦車から開発されました。その試作型は2種類あり、機動性の向上を目指した試作型は、片側3本ずつの垂直コイルスプリングで合計24個の転輪を吊す足回りにして、1926年に完成しました。社内呼称は「NC1」です。しかしフランス軍の採用にならず、そこで「NC27」の名称で輸出に廻されます。1928年にスウェーデンは試作車1輌を購入してテストした結果、同国の戦車の国産開発化の契機なったようです、採用年から Stridsvagn fm/28 と名付けられ(Stridsvagnはスウェーデン語で戦車の意味)、翌年には大日本帝国陸軍が10輌、ポーランドが24輌をフランスから輸入しました。
 帝国陸軍では「ルノー乙型戦車」と呼称し、1931年の満州事変に出陣させますが、性能は期待外れだったようです。
 一方ルノー社は「NC27」を改良して「NC28」を開発し、此方ははフランス軍に採用されて Char D1 となりました。
 現在NC27、D1及びその改良型D2で現存するのは、スウェーデンの Stridsvagn fm/28 だけとのことです。
※ 本稿は博物館の掲示とWikipediaを参照しました。

  Renault NC27/ Stridsvagn fm/28
 アーセナル戦車博物館(ストレングネース)にて 2014年6月撮影




  性能諸元  博物館の掲示より。
 重量 8,500kg 最大速度 20km/h 武装 37mm砲
 最大装甲厚 34mm 乗員 2名
 エンジン ルノーL4型4気筒ガソリンエンジン















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