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誌上個展

<日本航空史> 今回はファントムⅡ

  by 加藤 寛之
プラモデル コラム



 今回は予定を変更して、ファントムⅡにする。理由はプラモデルで2機作ったから。ところで、私は普通、「Ⅱ」をつけないで「ファントム」という。だから以下は「ファントム」とする。



 作ったファントムは米海軍機だが、私にとってのファントムはベトナム迷彩の空軍機だ。数度の引越しをしたにもかかわらず、ずっと米軍横田基地の離着陸ルートの脇にいるから、ベトナム迷彩のファントムがお馴染みなのだ。よって最初に記憶に刷り込まれたショートノーズこそ私にとってのファントムの形である。私に言わせれば「ショートノーズ」じゃなくて「基本」・「標準」だ。



  機首を延長したE型を知ったのは、「プラホビー」紙(新聞形態の時代ね)の改造記事だったと思う。「そのうちに見られるだろう」と思っていたら、やはり飛んできた。とんでもなく機首が長くて不恰好に見えた。その印象はずっと続き、今でもロングノーズは長すぎると感じる。



 自衛隊が新戦闘機を選定するとなったときに「きっとファントム」と思っていたら、その通りだった。しかも出来てみたら灰色と白。自衛隊は専守防衛だから明るい色でいいんだけれども、ベトナム迷彩に比べボ~っと見えた。しかも私は、航空祭の日でもなければ自衛隊のファントムをみることはないので、ますます印象が薄い。



  さて、以前にもどこかに書いたが、最初のころのベトナム迷彩色のタンは色が濃かった。あるときから明るいタンになった。「タンは2色あります」なんて書いてある塗装本はないし、実機は退色なのかも知れないが、私は今でも「タンは2色ある」と主張している。実際に濃淡(タンの駄洒落ではない)があったのだから、どうしようもない。



  ベトナム迷彩から書いてきたのに、ここは「日本航空史」なので自衛隊ファントムの写真にした。自分で撮ったものと譲ってもらったものが混ざっている。本航空史のためにと探したら意外なほど多く持っていて、そこから選んだ。




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