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特集 1/144

F-100Dスーパーセイバー (オオタキ 1/144)

by  田口博通 Hiromichi Taguchi



 今は亡き大滝製作所から発売されていた1/144 シリーズからF-100Dを完成させました。この1/144シリーズは長寿で、現在はアリイが受け継いで発売されているので絶版という訳ではないようです。
押入れにウン十年もモスポールされていた可哀そうなキットがこのまま朽ち果てるのかと思いきや奇跡的にやっと日の目をみました。
 さて、機首の鼻スジに手を入れましたが、それでも遠目にF-100Dに見える程度の形です。
 なので、これから1/144でF-100Dを作りたいと考えるのであれば 無理に苦労を買う必要もなく、非常に良く出来ているFTOYSの基本塗装済みF-100Dをお買いになられる方がよいでしょう。



 オオタキ版の箱絵です。発売当初は50円で、100円、150円と上がっていった記憶があります。 上箱の裏に印刷された組み立て説明書、ごく簡単な構成です。


 製作

 胴体の左右を接着後、機首の鼻スジがありませんので、プラ板を貼って鼻スジを作ります。コクピットは何もないので艶消し黒で塗っておきます。キャノピーは大きすぎるので接着後にキャノピー外形をやすりで削りたおします。とはいっても1/144ですので、すぐ作業は終わります。 胴体と主翼間にできる隙間はパテで埋めます。
下面も大きな射出ピンの跡が残っているので、盛大にパテを盛り、整形してゆきます。


 塗装はシルバーとしました。 サフェーサーで下塗りした上に銀をまぜた黒色を吹きます。その上にMrカラーの8番銀を塗装。
エンジン外板部はマスキングして焼鉄色と銀色の混合を塗りました。
キャノピーの枠のモールドは全然違っているのでマスキングでそれらしく枠の形を修正塗装しました。



1/144用デカールの自作
 マーキングは手持ちに古いエッシーの別売り1/72デカールのF-100Dがあったので、それを1/2に縮小して自作デカールを作ることにしました。  デカール画像をスキャナーで取り込み、黄ばみを修正して、白ベース用と透明ベース用デカール用紙用に画像加工して、別々に印刷します。青色は資料写真と見比べて もう少し濃い色にしました。

エッシー 別売り1/72デカール


白ベースに印刷


透明ベースに印刷


 馬子にも衣装で、デカールを貼るとなまくら形状もなんだかしゃっきりとするように見えます。
デカール周囲は乾燥後にカミソリで切り取ります。エンジン周りの赤帯はハセガワの赤色曲面追従フィニッシュを使いました。


完成

 脚類は使うのもアレな出来でしたので、飛行姿勢とし、機首に金属線で作ったアンテナをつけて完成としました。 なんとかF-100Dに見えるでしょうか?





 スタンドですが、100均の木製コースターに2mm真鍮線をさしただけの簡単なものをつくりました。 上の飛行姿勢の写真は画像処理で真鍮線を消してあります。




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