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RF-101C Voodoo (ハセガワ 1/72)
by 田口博通 Hiromichi Taguchi
鼻先がすらっと伸びたスタイル抜群のハセガワの1/72 RF-101Cブードーです。
昨年末のWM2020年12月号で岩間氏の手による見事なシルバー塗装のRF-101C
を拝見し、ベトナム迷彩で作ってみたいなと思っておりました。今月の偵察機特集が良い機会だと思い、我がデビスモンサンにモスポールされていたハセガワ1/72 RF-101Cを解凍して、完成させました。
ハセガワのキットは1969年リリースの古いキットで、部品点数も少ない簡単な構成で、表面は繊細な凸パネルラインになっています。あっというまの完成となりました。
鼻先がしゃきっと長く、脚が短く、どこかでみたようなフォルム。それはダックスフンドでした。
製作
機首にはしっかりとオモリをつめこんでおきます。
古いキットゆえ、各部に段差、隙間ができるので、パテを盛大に盛り、整形していきます。
サフェーサーを吹いた後、再度目立つ傷を修正し、整形時のペーパーがけで消えてしまったパネルラインをシャープペンシルで下書き。ラインチゼルで彫り直しました。
ベトナム迷彩は、Mrカラーを使用。1/72という小スケールではエアブラシの直吹きだとぼうっとした印象となってしまいます。手間はかかりますが、テープでマスキングしながらベトナム迷彩をすることにしました。
まず、下面に特色FS36622グレーを吹きテープでマスキングします。
次に、上面にNo.311FS30219タンを全面に吹いておきます。透明低粘着フイルムでタン部をマスキングし、No.303FS34102ベトナムグリーンを吹きます。またマスキングして、最後にNo.309FS34079グリーンを塗り分けます。
マスキングを取りさると塗り分けラインが目立ちます。塗り分けラインの上をエアブラシのノズルを絞って同色でぼかして、迷彩塗装は完了です。
ウェザリングにはMrウェザリングカラー グランドブラウンを使用。全面にウォッシングすることで、しっとりとした落ち着いたベトナム迷彩になりました。
デカールは黄ばんでしまっていたので、マイクロの72-110を使いました。最後に、艶消しクリアを保護を兼ねて吹いて機体は完成です。
脚カバー内側はレッド。キットの脚カバーはイモヅケとなっており、接着強度がとれないので、内側にアルミテープを貼り補強しました。最終段階で内部色で塗っておけば、目立ちません。
完成
40年以上の時を経て、やっと「完成」の二文字を見ることができました。
思い返すと、モデルアート増刊ベトナム航空戦No.1が発売された頃(1986年)に一度、作りたい欲求が高まったのですが、仕事と日々の生活に忙しくそれどころではなく、製作記事を読み、マイクロデカールを買い込むことだけで我慢していました。
今回は、Derail & Scale Vol.21 F-101Voodooもひっくり返しながら、各部をチェック。見落としていた箇所も多々あり、製作に反映するかどうかは別として、実機をリサーチする時間も楽しいものでした。
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