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> 2007 HOUZAN TOM’S SC430 / 2007 MOTUL AUTEC Z、NISSAN GT-R R35 / NISSAN SKYLINE PGC10 2000GT-R (BANDAI 1/43)> 特集 CARモデル>2021年6月号
2007 HOUZAN TOM’S SC430 / 2007 MOTUL AUTEC Z
NISSAN GT-R R35 / NISSAN SKYLINE PGC10 2000GT-R (BANDAI 1/43)
5月の連休5日間で,お手軽カーモデルを作り倒す
by
五六式(TYPE-56)
2020年1月号に続き,バンダイの塗装済み組み立てキットを製作しました。前回は,1週間で3個のキットを完成させましたが,今回は,5日間で4個を完成させるという おばか企画です。(写真には5台並んでいますが,右から2番目のレーシングタイプのスカイラインは,去年の12月に片手間に組んだものです。)
スカイライン以外の3車種については,2020年1月号の五六式の記事を参照していただけたらと思います。
<スカイライン PGC10 2000GT-Rについて>
・スカイライン(3代目)
1964年の第2回日本グランプリで,ポルシェ904を一旦抜いて観客を熱狂させた2代目スカイラインに次ぐ3代目のスカイラインで,プリンス自動車工業が日産と合併した後に,初めて新規発売されたスカイラインでもある。
・GT-R
3代目スカイラインは,本来,OHC直列4気筒エンジンを搭載する小型ファミリーカーであるが,そのバリエーションとして車長を伸ばしてOHC直列6気筒エンジンを搭載した2000GTが追加された。2000GT-Rは,日本グランプリで活躍した先代に習ってエンジンを強化(GTプロトタイプシーシングカーR-380に搭載したエンジンをもとにしたDOHC直列6気筒エンジンを搭載)し,更にレーシング仕様の装備品を組み込んだものでまさに,公道を走るレーシングカーと言えるだろう。
なお,GT-Rという名称は,3代目スカイラインから用いられたものである。
<スカイライン PGC10 2000GT-Rのキットについて>
塗装,接着剤不要のお手軽キットですが,それのみならず,フロント周りやフェンダーミラーが2種類用意されていて前期型と後期型を作り分けられたり,完成後,後輪のキャンバーを変えられたりと,ひと味違った趣向が楽しめるキットです。
※今回は,前期型として組みました。
また,レーシング仕様が数種発売されていて,実車の個体差が再現されているのも注目するべき点です。
キャンバーを変えられます。
排気管やフロントなどの違いが個体ごとの専用パーツで再現されています。
レーシング仕様の方には,ロールバーが入っています。
<製作>
組み立てについては,2020年1月号の記事も参照してください。前回,一度組んでいるので試行錯誤の回数が減り,製作の効率が上がりました。ただし,思い上がって組み立て説明書の指示に従わないと,部品が組みこめなくなることがあるので注意してください。
ほぼ,絶版状態のキット群です。再販や部品請求は,望めないので慎重に組んでいく必要があります。
シャシーとボディをつなぐ4ヶ所のダボは,ほんの少し削ってやると外すことが容易になり,完成後もメンテナンスができるようになります。
1日目終了時
まだまだカオスです。スカイラインは,放置していたものを発掘し,部品取りのために購入したキットから不足した部品を調達しました。
2日目終了時
部品が混ざらないようにタッパーに入れて管理。雨が降ったのでスプレー塗装ができず,ゲート跡の処理や細かい部品の塗装,サンディングなどを行いました。
3日目終了時
この日は,晴れで塗装日和。シャシーやブレーキディスクの塗装が進む,進む。
自らの肉体をマスキング剤とする禁断の技で,デカールを保護しつつスプレー塗装をしました。正直,全くおすすめできません。よい子は,まねしちゃだめだよ。
ブレーキディスクの部品は,4個とも形が違っています。ちゃんと管理しないと組み立ての時に面倒なことになります。ちなみに,組み上がったときに見えるのは,ブレーキディスクの表側だけです。ディスクは,シルバー系で,キャリパーのカバーは,クリアオレンジでキャンディ塗装してやります。それ以外は,何もしなくても問題ありません。
4日目夕方
GT-Rは,すでに完成。スカイラインは,フロントウィンドウを曇らせてしまったのでコンパウンドで研磨中。
4日目終了時
5日目を待たずに23時に全て完成。しかし,5日目に悲劇が・・・。
<完成>
・SC430
おおっ!こんな所にタミヤのマークが・・・
・Z
完成後の事故で,ドアミラーのステーが折れてしまいました。製作5日目に,1時間かけてステーを金属線に置き換え,塗装が乾くまで3時間待ちました・・・涙・・・。
・GT-R R35
将来的には,ガソリン車を廃止して全部電動車にするとかいう計画が進んでいます。
全く,愚かな話です。どう考えても,エネルギーの供給源と動力の発生源との距離が近い方がエネルギー効率が良くなるはずなのに・・・。
後,新車の時は調子がいいかもしれないけれど,電池は劣化する(だから,航続距離も短くなっていく)し,廃棄物は二酸化炭素以上に危険だよ?スマートフォンやデジタルカメラを使っていたら,誰でも分かることなのにね・・・涙・・・。
・スカイライン2000GT-R
3代目スカイラインに2ドアハードトップが追加されると,GT-Rは,2ドアハードトップに移行しました(KPGC10型)。2ドアになることで若干軽量化され,ルーフが低くなり,空気抵抗が減少,ホイールベースが短くなることにより運動性が向上と,更に戦闘能力が増しました。
現在、公道で目にするスカイラインGT-Rは,今回組み立てた4ドアセダンより2ドアハードトップの方が多いと思います。
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