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特集 双発機

温故知新シリーズ 第54弾

100式司偵Ⅲ型(カワイ 1/78)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズは超B級カワイの100式司偵Ⅲ型を製作してみました。もとはサンワが1960年代前半に発売したものですのでかなりの古参キットです。サンワ倒産後金型は東京プラモ、カワイ、ナカムラ等に引き継がれていったようです。ボックスには1/100シリーズと表記されていますが、実際は1/78です。



 それではキットを見てゆきましょう。パーツ総数は32で全面にごっついリベットが打たれています。透明パーツはキャノピーと機首の前哨灯だけで胴体の偵察窓は穴が開いたままとなっています。



 まずは左右の胴体パーツに一枚になった水平尾翼を差し込み接着します。
胴体内部にはそれ以外に何もありませんので仕方なく内部全面を黒く塗っておしまいにします。合いもひどいので金属ヤスリでガシガシと削ります。
次に前席と後席のキャノピーを胴体に取り付けるのですが全く合いませんでした。長さが相当足りないのでプラ板かまして調整しましたが幅はキャノピーの方が大きいのでここはあきらめて接着部を出来るだけ目立たないようしてみましたが気休め程度にしかなりませんでした。
キャノピーの枠のモールドもほとんど消えかけていて塗装の時に箱絵を参考にそれらしく描きました。



 カウリングには前面にエンジンらしいものがちょこっと彫刻されているので黒く塗って銀でドライブラシしました。カウルフラップなどは完全に無視されております。
主脚のタイヤはかなり小ぶりになっておりイメージを損なっています。
主翼に脚部を接着し可動になっているエルロンとフラップを組み込むのですが、ガタガタで隙間もひどいので接着してパテ埋めしました。主翼と胴体の接合部にも相当な隙間が開くのでここもプラ板をかましてなんとか見られるようにしました。尾輪カバーがなかったのでプラ板で自作しました。



 何とか形になったので塗装に入りました。キットのデカールは日の丸が入っているだけでしかも大きさがかなり変。今回は上面ミスターカラーの304番オリーブドラブと下面灰緑色としましたが特に根拠なしででっちあげました。



 今回はかなり大変でしたが、出来あがってみるととりあえず100式司偵Ⅲ型以外には見えないのでこれで良しとしましよう。







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