Home  > F4U-1A コルセア(レベル 1/72)> 飛行機プラモデル製作>2021年8月号


温故知新シリーズ 第56弾

F4U-1A コルセア(レベル 1/72)

  by ヒサマロ



 どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズは懐かしいレベルファイターシリーズからF4U-1A コルセアを取り上げさせていただきます。このキットを作った当時は中学生でした。まさにスケールモデルの入門編としてこのシリーズには随分とお世話になりました。素晴らしいボックスアートがまた魅力の一つでしたね。



 現在の目でこのキットにあれこれ手を入れるのは無意味なので素直にそのまま組立てて塗装しました。コクピットはこの時代のおきまりでシートと床が一体になったものにパイロットを乗せるだけです。シートと床はインテリアグリーンでヘッドレストは黒く塗りました。パイロットは海兵隊に見えるよう服はデッキタン、飛行帽はフラットホワイト、ライフジャケットはオレンジイエローでそれらしく塗りました。胴体内側はモールド色がシーブルーですので何も色を塗らずにそのままとしました。



 尾輪と着艦フックを塗って胴体後部に接着したら左右の胴体を接着します。カウリング前部にエンジンがかなり簡略した状態でモールドされています。中心部をニュートラルグレーに塗り、シリンダー部分は銀と黒でそれらしく塗っておきます。カウリング後部と接着したら胴体に取り付けます。



 水平尾翼を接着したら次に主翼の組み立てに入ります。基本何も手を入れない予定でしたが一つだけ手を加えたのが主翼付け根にあるオイルクーラーとエアスクープの部分に何もなくただ穴が開いているだけでしたのでプラ板とランナーでそれらしく見えるようにしてみました。上翼の一部は下面と一緒になっているので後部と翼端に一部不必要なラインが大きく出てしまいます。そこには溶きパテを流し込んで整形しました。



 胴体と主翼の接合は普通は隙間が開いたりするのですが、このキットは逆できつすぎて主翼が入らないという状態でしたので主翼の接合部を金属ヤスリでごしごしと削ってなんとかはめ入れました。キャノピーは幅が広くイメージを損ねていますがそのまま接着します。若干隙間が生じるので木工用ボンドを隙間に注入して乾燥後に透明になったところで水を含ませた綿棒で余分なところをふき取りました。



 これで基本形は出来上がったので全体塗装に入ります。キットのデカールは当然使い物になりませんのでマイクロからキット指定と同じ三色迷彩で赤縁の国籍マークのものを選択しました。垂直尾翼の右側にはノーズアートならぬテイルアートでピストルパッキンママ風の女性が描かれているのが気に入りました。



 下面はミスターカラー311番ベトナム迷彩用下面色で汚れた感じの白色にしてみました。外翼下面と胴体中央部はインターミディアムブルーを塗った後にブルーグレーでドライブラシをかけました。上面のシーブルーはキットのモールド色をいかしてこれにシーブルーとインターミディアムブルーと白を適度に混ぜ合わせたもので同じくドライブラシをかけてみましたがもう少し明るくしたほうがよかったかなと・・・



 銀色で剥がれを描き入れたら、最後にタミヤのスミイレ用ブラックでウオッシングをかけて溶剤でふき取りました。デカールを貼り終わったら予め塗装して組んでいた脚関係とプロペラ、アンテナを接着して完成です。



 今ではタミヤの素晴らしいキットがあるのでわざわざこのキットを作る人は相当に酔狂な人なんでしょうが今回も作りながら自分の中学生時代のことが色々と思いだされてちょっとタイムスリップした感覚になりました。今年2機目のコルセア完成です。好きな機体ですので色々なメーカーの在庫が次はおれの番だとアピールしてきます。はたしていつになることか?ではまた。



  Home>F4U-1A コルセア(レベル 1/72)> 飛行機プラモデル製作>2021年8月号
Vol.156 2021 August.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」
 

プラモデル模型製作記事

TOTAL PAGE