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特集 AFVモデル

 (Photo) GAZ-67B

by  コルディッツ
博物館実機写真

 ソビエト版ジープにあたるGAZ-67Bを知ったのは、タミヤが1/35 で製品化してくれたお陰です。ちょうど1/76のAFVプラモデルを駒にウォーゲームの赤軍司令官をしていた高校生時代で、ジープやシュビムワーゲンに匹敵する車輌輌が我が赤軍になく、屈辱の日々の中、GAZ-67の存在に驚喜しました。やがてフジミかエーダイかエアフィックスかマッチボックスが、76でリリースしてくれると先読みしたのですが…
 今世紀に入り、タミヤは1/48で再びGAZ-67Bを製品化しますが、
単なるスケールダウンではなく、ラジエーターグリルを初期型に改めています。流石はタミヤです。
※ 本稿はタミヤ1/48の説明と博物館の標示を参照しました。

GAZ-67B
 自動車&技術博物館(ジンスハイム)にて  2020年3月撮影


 ジープを参考に製作されていますが、より重く、より遅くなっています。しかしより頑丈に作られています。


同博物館で拝観した3輌のGAZ-67Bのラジエターグリルは、全て後期型でした。ジープのように1枚の金属板を プレスで7個の口を打ち抜いた物で、戦後型とも言われます。しかし自動車&技術博物館では第二次世界大戦中に使用されたとする様子の展示でした。


 GAZはゴーリキ自動車工場に意味です。1943年から赤軍に配備され、大戦中の生産数は約5,000輌でした。
一方、レンドリースでソビエトの入手したジープは50,000輌以上なので、第二次世界大戦中にソビエトがGAZ-67Bを大量生産する必要性は乏しかったようです。






シンプルな泥よけと頑丈なデザインに注目と標示されていました。




燃料タンクは2つで、キャブレターの端末も2つあり、ガソリンとアルコール、ガソリンとケロシンを混合してモーターを駆動することができました。


 幌付のGAZ-67Bも展示されていました。


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