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誌上個展

  ウィリアムズ FW16 1994 サンマリノGP
(フジミ1/20)

by 福田 道章



言わずと知れたアイルトン・セナ最期のマシン。
フジミが後年になって出したキットですが、気になる部分が多い製品です。
ただエンジン廻りなどは再現度も高くエッジもシャープですので
どうせ閉めてガタつくカウルも取り外した状態優先で製作しました。
(あちこちデカールも剝がれてリタッチだらけになったこともありますが)
色々指摘されている点は多いですが、どうしてもって部分だけ改修します。

フロントウイング上段は削って小さくします。これは簡単。
ボーテックスジェネレーターは資料がなかったので角を取っただけです。
(説明書では上下逆に取り付けるように記されています) 

フロントサスペンションはこのキット最大の謎部分で、フロントノーズからロアサス前側が
生えているようになってます。このような仕様もあるらしいのであながち間違いではないようですが
モノコック側に穴を開けてサスペンションアームを差し込むようにしました。
サスペンションアームは一度切り離して角度を鋭角にして再接着します。
当然フロントノーズ下の切り欠きは埋めます。 

リヤウイングは幅広なので折角一体成型なのですが分解して
左右で2.5mmずつくらい切り詰めました。
真ん中のウイングはサンマリノ仕様では要らないので取り付けませんが
翼端板表の取り付け穴は削るべきでしょうがそのままにしています。面倒だっただけ。 

組み上がってみるとキット評でいわれるほどスタイルも悪くないと思います。作ったもん勝ちです。
デカールはタブデザインのフルスポンサーとフジミ純正の併用です。
キット付属のマスキングシートを基準にするとタブデザインのデカールは合わない部分が出てきます。 



エンジン廻りはメッキパーツなのですが殆ど要らないサービスでした。
ラジエータのパイプ、カウルステー、給油リグ、ミラー鏡面、ホイールナット、オンボードカメラはメッキを生かしています。
エンジン、リヤサスダンパー廻りは頑張って塗装します。追加工作はしておりません。
遮熱シートは煙草の箱の銀紙です。
各部のカーボンデカールはスタジオ27製で
凸凹加工されているフロントウイング上部以外はフラットクリアーをかけております。
サイドポンツーン上面は抜きの関係かモールドが省略されているので
適当に配線やコネクターをつけています。右サイドは資料が無く想像です。 



フロントバルクヘッドやダンパーも一体成型ながらよい感じです
塗り分けのみで充分な出来です。
ホイールの黄色の帯はデカールを失敗したので塗り分けています。 





ブレーキはキャリパー別パーツで実物ぽくてちょっと嬉しい。
サス廻りは脆弱でタイヤを嵌め込むのも気をつかいます。途中で写真を撮りました。
この後バイザー下半分が白いのに気が付いて剥がしてしまいました。
当然下のデカールも剝がれました。



特徴的なリアロアウイングは裏が3段で変ですがそのまま。
ウイング自体やアンダートレイも薄々攻撃はしておりません。素晴らしいフジミ。
アッパーウイング歪んでますが修正の気力無し。(わたしのミスです)
カウル後端は上下に短くアンダートレイに届いていませんがそのままです。
ブレーキランプはカバーの中が何も無いのでジャンクパーツでレンズを入れています。
ボディの青はフィニッシャーズカラーのブライトブルーを使用しました。(濃いような気もしますがデカールと同じ色)
白はクレオスのクールホワイトです。 



アッパーカウルをつけるときラジエータ廻りを外していますが浮きます。 


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